こちらは人気の三葉虫、ゲラストスです。なんとも可愛らしい顔面をした小型の三葉虫です。モロッコ・アトラス山脈南西部のデボン紀の地層から発見、採集されました。
ゲラストスは小型で丸みを帯びたフォルムが特徴的で、とても愛らしい印象を与える三葉虫です。頭鞍部は前方に大きく突き出し、左右には丸く膨らんだ目を持っています。体節には柔軟性があり、体を折り曲げた個体も比較的多く見られます。
ご覧のように比較的体高があり、頬棘は短い傾向にあります。体節はよく発達しています。
この個体は尾部にかけて少し体を折り曲げていますが、ほぼ伸びた状態のポーズをとっています。
左右に開いた複眼は広い視野を持ち、強大な板皮類などの魚類をいち早く察知するのに役立ったことでしょう。
ダンゴムシのように見えますが、実際には約4億年前の海洋生物です。比較的浅い沿岸部から沖合までの地域で化石が発見されていることから、幅広い環境に生息していたのかもしれませんね。
こちらは裏面です。クリーニングの跡が見られますが、ほぼフラットにカットされているため、平置きが可能です。
本体カーブ計測32ミリほどあります。平均的な大きさのゲラストスです。
100円玉との比較。愛らしいフォルムで人気を博す、デボン紀の三葉虫、ゲラストスの上質個体です。
価格:¥7,600
商品ID:tr1310
時代:古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前)
産地:Anti Atlas Mountains, Morocco
サイズ:本体最長部カーブ計測3.2cm 母岩含め全体4.8cm×4.3cm×厚2.5cm
商品説明:愛らしいフォルムで人気を博す、デボン紀の三葉虫、ゲラストス(Gerastos granulosus)の上質個体
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