こちらはモロッコのオルドビス紀の地層から採集された三葉虫、ディアカリメネ・ウーズレグイです。ディアカリメネのグループはオルドビス紀からシルル紀にかけて生息していた、かなり古い三葉虫でした。
形態はデボン紀の三葉虫ほど複雑ではなく、むしろ原始的です。ただし、カンブリア紀の三葉虫のように平板状というわけでもありません。その中間にあたる形態をしているといえます。
頭部を撮影しました。ちょうど芋虫のような立体的な構造です。
幾重にも重なる体節。しかし、ディアカリメネは体を丸めた姿勢で見つかることがほとんどないため、これらの体節にはそれほど柔軟性がなかったと考えられます。
腹側を撮影しました。三葉虫の裏側には軟体部があったと考えられていますが、化石として保存されることはほとんどありません。そのため、具体的にどのような構造をしていたのかは不明です。ただ、現世のシャコのような姿だった可能性もありますね。
側面から見ると、カンブリア紀の平板な三葉虫との違いが際立ちますね。
本体カーブ計測で11センチほどあります。ディアカリメネは比較的大きめの三葉虫です。
100円玉との比較。モロッコのオルドビス紀の地層から採集された芋虫のような形態をした三葉虫、ディアカリメネ・ウーズレグイです。
価格:¥4,700
商品ID:tr1305
時代:古生代オルドビス紀(5億500万 -- 4億4600万年前)
産地:Morocco
サイズ:本体カーブ計測11.5cm
商品説明:大きい、カーブ計測11センチ級!モロッコのオルドビス紀の地層から採集された芋虫のような形態をした三葉虫、ディアカリメネ・ウーズレグイ(Diacalymene ouzregui)
このウィンドウを閉じる