こちらはモロッコのザゴラ周辺にあるオルドビス紀の地層から見つかったカリメネのノジュール化石です。カリメネは母岩から除去された標本が多い中で、こちらは珍しいノジュール標本です。ノジュールとは、本体の周囲に堆積物が集積してできた丸い石のことです。この標本は3つのパーツから成り合わせると元通り、一つのボールに戻ります。パズルのようで面白い標本です。
本体が載ったこちらの石(ポジティブサイド)には、カリメネが鎮座しています。
全形がよく分かり、頭鞍部の立体感も、ノジュールによって守られ維持されています。
元の石に戻してみました。小さなピースを取り外したところです。パズルのように組み合わせるのが楽しいです。
最後のピースをはめてみました。これまで多数のカリメネ化石を扱ってきましたが、このタイプは初めてです。面白いので、何度もバラしたり元通りにしたりして遊びました。
こちらはネガティブサイド、つまり殻の陰影が保存されている部分です。陰影だけが残っており、本体は存在しないため、これを「ネガティブサイド」とか「印象化石」などと呼びます。
こちらは裏側です。ボールと言っても、裏側は平らになっているため、平置きすると安定します。ご安心ください。ゴロゴロ転がってしまうことはありません。
母岩野直径は約10センチ強、本体はカーブ計測で6センチ前後です。
100円玉との比較。モロッコのザゴラ周辺で見つかった、珍しいノジュール状のカリメネです。
価格:¥8,800
商品ID:tr1294
時代:古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前)
産地:Morocco
サイズ:本体カーブ計測6.5cm 母岩含め全体12.5cm×10.3cm×高8.6cm
商品説明:3ピースから成る化石パズル!オルドビス紀の三葉虫、カリメネ(Calymene)の珍しいノジュール標本
このウィンドウを閉じる