こちらは三葉虫コレクターなら誰しも憧れる、デボン紀のモンスター、ディクラヌルス・モンストローサスです。種小名の「モンスター」の名の通り、宇宙生物のような独特の姿がコレクターを魅了し続けています。古くから最も人気のある三葉虫の一つです。なんと言っても、バッファローホーンと称される頭部後方の大きな突起が最大の特徴でしょう。
そして、まるで空を飛んでいるかのような長い突起の数々。三葉虫は古生代末期に絶滅し、現代にはその直接の祖先は存在しませんが、古代の地球にはこんな生物が存在したんだ、と感心させられます。特にディクラヌルスの形は、その最たるものです。個性的な三葉虫の中でも、圧倒的な存在感があります。
反対側からもご覧いただきましょう。ご覧のように保存状態は極めて良好です。こちらの個体は、発見、クリーニング、輸送まで、一貫して経緯が判明している、非常に希少な標本です。日本ではそのような個体はほとんどありません。こちらはモロッコのアルニフ地方のデボン紀の地層で発見されました。100%ナチュラルであり、化学的に安定させるため、表面に保護剤が塗布されています。2023年の11月に発見されたことまで判明しています。
いかがでしょうか、この素晴らしい造形美。この長い棘の役割はいまだに分かっていませんが、なんと優雅な姿でしょうか。
母岩のちょうど真ん中に鎮座しています。
ディクラヌルスの棘は母岩から完全に分離されていないため、取り扱いが比較的容易です。白い母岩から浮かんでいるように見えるため、3Dクリーニングの魅力も感じられます。
ディクラヌルスという属名はギリシャ語で、「熊手のような尾」という意味になります。産地は主に2つあり、一つはモロッコ、もう一つは、米国オクラホマ州です。いずれもデボン紀の地層から採集されます。
ディクラヌルスは、2012年の映画「プロメテウス」に登場するエイリアンの造形のモチーフになったと言われています。最終的なデザインはやや異なって見えますが、アーティストに強い影響を与えたのでしょう。この姿はプロメテウスのストーリーに似て、古代の生物でありながら、まるで未来から来たかのような、人類の常識を覆す印象的なフォルムではないでしょうか。
後方から見ても美しい完成された姿です。
実際には、水中生物ですが、まるで空を飛んでいるかのように見えてきます。
棘がよく広がった大型の個体です。
側面から撮影。大きな母岩の上で安定しています。
裏面です。安定輸送のためのネジ穴があります。
本体カーブ計測81ミリほどある立派な個体です。
100円玉との比較。三葉虫コレクターの憧れの的、宇宙的なフォルムで人々を魅了する三葉虫、ディクラヌルスの上質個体です。
価格:¥178,000
商品ID:tr1280
時代:古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前)
産地:Alnif, Morocco
サイズ:本体最長部カーブ計測8.1cm(尾部トゲ先まで) 母岩含め全体13.6cm×11.8cm×厚3.2cm
商品説明:100%ナチュラル、発見から到着までの経緯が明らかな希少個体!三葉虫コレクターの憧れの的、宇宙的なフォルムで人々を魅了する三葉虫、ディクラヌルス・モンストローサス(Dicranurus monstrosus)の上質標本
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