恐竜の最大の営巣地発見 モンゴル ゴビ砂漠
3日、米国古脊椎(せきつい)動物学会で発表された内容によると、モンゴルゴビ砂漠東部の地層から肉食恐竜で世界最大級の営巣地が発見されたとのことです。この地層は、中生代白亜紀(はくあき)後期のおよそ8000万年前のものです。
『営巣地(えいそうち)』という言葉、あまり聞きなれないですね。営巣地は、鳥が巣作りをする場所や区域をさす言葉です。今回については、獣脚恐竜テリジノサウルス類のものと推測されています。この営巣地、驚きの大きさで、幅は22メートル、長さは52メートルというすごさです。この区域に巣は18カ所も見つかったようで、卵も3~8個もあったとのこと。
さて、以前からテリジノサウルスは面白い恐竜だな、と思っていましたが、今回彼らの巣が発見されたとのことなので、もう少し詳しく、テリジノサウルスの不思議についてお話したいと思います。