スピノサウルスの尾椎骨化石
みなさま、こんにちは。
昨日のテーマが恐竜の尾に関するものでしたので、めずらしい尾椎骨の化石を
ご紹介しておこうと思います。
現在化石セブンに入荷してますのが、スピノサウルスの尾椎骨化石です。
尾椎骨って!?
あまり聞き慣れないことばかもしれませんが、この化石は
スピノサウルスの長い尾についていた骨の一つです。
スピノサウルスは歯の化石はよく出回るのですが、尾の骨の化石となると
なかなかニッチです。
通の方はその価値がおわかりいただけるのではないかと思います。
頚椎、胸椎、腰椎ときて、最後にこの尾椎が体を支えています。
スピノサウルスはティラノサウルスよりはるかに大きい、17mの巨体をもつ
現在知られている限りで最大の肉食恐竜です。
彼らは白亜紀前期から後期までエジプトやモロッコなどの北アフリカ
に生息していました。
背中から上に伸びたトゲの突起をもつ、派手な見た目の恐竜です。
映画、「ジュラシックパーク」では、あの最強ティラノサウルスを倒した
シーンの恐竜としても有名です。
スピノサウルスの名前の由来はこのトゲの突起から来ています。
スピノサウルスは「トゲをもつトカゲ」という意味です。
よく、背中にある突起は「舟の帆みたい」といわれますが、
突起というにはいささか大きすぎます。
この大きさだけで1.8m近くもあります!
背中の上にそんなデカいものがついていたのですからそれを支える骨
たるや、1個1個がさぞ頑丈だったのでしょう。
本標本はスピノサウルスの大きさを十分連想させてくれる
堂々とした大きく頑丈な化石です。
さてこの尾椎化石、個人的にどうしてもあるものに似ていると思うのですが
みなさんはどうお思いになりますか?
それは・・・
日本の伝統の「小太鼓」の形にちょっと似ているんです。
ちょっと違うかな?
でもちょっと似ててなんだか面白いですよね。。。
この尾椎化石、形がとても整っているのです。
どの角度からみても、ぴしっとしていて、かっこいい。
そして角度によって色々な形を見せてくれますので、飽きのこない標本です。
あまり市場に出回らない尾椎化石。
スピノサウルスファンの方、いいなと思った方はこちらをチェックしてみてくださいね。