カルカロドントサウルスの巨大歯入荷いたしました!
化石セブンに、カルカロドントサウルス(Carcharodontosaurus)の
巨大歯が入荷しました。
カルカロドントサウルスの歯化石の中でも、10cmオーバーの巨大歯で、
撮影中も、迫力たるやすごいものでした!
カルカロドントサウルスはエジプトやモロッコ・チュニジアといった
北アフリカ大陸で発見される獣脚類です。
中生代の白亜紀前期から後期にかけて繁栄した全長13~15メートルの
大型肉食恐竜です。
彼らの名前の由来が面白く、カルカロドントサウルスは「サメの歯をもつトカゲ」
という意味です。恐竜なのにサメ!?と思う方がいらっしゃるかもしれませんが、
それだけこの恐竜は歯に特徴があり、まるで、サメと同じような形をした歯なんです。
カルカロドントサウルスの歯の大きな特徴としては、
1、薄い 2、平べったい 3、三角形の形をしている
ということがあげられます。
こういった形がちょうどサメの歯に似ているんですね~。
名前にもなっている「カルカロドン」は、「ギザギザの」という意味と
「ホオジロザメ属」を意味しています。
名前の由来になるほど、鋭く強い歯が特徴的だったのです。
よく、カルカロドントサウルスが「アフリカのティラノサウルス」
なんて呼ばれているのを聞いたことがあるでしょうか?
「アフリカのティラノサウルス」ってどういうこと?と思われるかもしれません。
カルカロドントサウルスは、北アフリカ大陸で発見された最大級の獣脚類です。
カルカロドントサウルスが発見されるまでは、ティラノサウルスが最強の恐竜!
とされてきたのですが、カルカロドントサウルスが発見されて研究が進むにつれ、
ティラノサウルスの地位をゆるがすほど強い恐竜だったことがわかりました。
大きさもティラノサウルスと同じくらいか、それ以上という研究もあります。
それゆえ、カルカロドントサウルスのことを、「アフリカンT-rex」
(アフリカのティラノサウルス)という別名がついたのです。
もし先に、カルカロドントサウルスが発見されていたら、
最も有名な恐竜はカルカロドントサウルスとなっていたかも…と思うと
何だか面白いですね。
こういった経緯があり、カルカロドントサウルスは、知る人の中では
非常に人気の高い獣脚類として位置しています。
このたびHPでご紹介している歯化石は、これが本当にカルカロドントサウルス
だろうか、というほど、しっかり厚みもあるかなりぶっとい歯化石です。
何といってもロングカーブ11.5cmもある巨大さですから、それほどの厚みも
出てくるのですが、手に持つと否応でも重み、凄みが一瞬で感じられる歯です。
カルカロドントサウルスらしい、幅広でシャープなカーブが美しく
何時までも眺めていたくなるようです。
これほどまでのでっかい歯を持っていたのか…と誰しもが感じていただける
ことと思います。
気になった方はご連絡ください。