カンブリア爆発って何が爆発した?
本日はカンブリア爆発について。
理科の授業など一度は習った(あるいは聞いた)このフレーズ。
「カンブリア爆発が地球に起きた」
一体、『カンブリア爆発って何だろう?』
『何が爆発したの?』
とお思いになる方、多いかもしれませんね。
カンブリア爆発を一言で言うと、ずばり、
「生命が一気に誕生した」
ということを示しています。
それを爆発と呼んでいるのです。
地球が誕生して40億年以上経過した頃のことです。
現在からさかのぼること約5億4000万年前のカンブリア紀に、
それまで3種類ほどしかなかった動物のグループから、
一気に38種類のグループが増え、生物が多様化したのです。
38種類もの生命の仲間が増えた期間は、わずか数百万年。
数百万年と聞くと、とっても長いように聞こえますよね。
でも地球の歴史46億年のうちの数百万年ですから、
時間の枠が大分違うんです。
分かりやすいように、地球46億年の歴史を、
たとえば1日の長さに換算して比べてみましょう。
午前0時ピッタリに、地球が産まれたとします。
そこから21時間以上経過した、午後9時11分までは
3つのグループだけが地球上に存在していました。
ところが午後9時11分~14分の間に
38グループもの多彩な動物グループが一気に増えたのです。
これは言いかえると、1440分ある長い一日の時間枠の中、
たった3分間の短い間で、現在見られる動物のグループ
全てが出揃った形になります。
この摩訶不思議で、未だ研究者を悩ます
奇跡のような現象が「カンブリア爆発」といわれるものです。
カンブリア爆発は、われわれ地球の生命体にとって
その進化を語るときにははずせない大事件なのですね。
明日は、生物の分類の仕方について。
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