新種の肉食魚化石カナダで発見
先日のニュースによると、アメリカの脊椎動物学者が3億7000万年前の新種の魚化石を
カナダで発見したとのことです。
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20110913002&expand#title
今回見つかった新種の魚は「ティクタアリク・ロゼアエ」という、滑らかに発音するには少し難しい
名前です。この種は、シーラカンスや肺魚と同じ肉鰭類(にくきるい)に属します。
4本足を持つ脊椎動物「四足動物」もこのグループに含まれているので、
今回の化石の発見は、魚類と初期の四足動物を結ぶ重要な手掛かりになるかもしれないとのこと。
今後の研究結果が楽しみでなりません!
3億7000万年前というと、デボン紀です。
デボン紀という時代は、現代へ続く脊椎動物が出現した時代で、生物の起源において
最も重要な時代の一つといわれています。
水中生活の魚が陸上で暮らせるようになるには、様々な課題がありました。
ざっと考えただけでも、肺で呼吸をする、重力に負けないよう体を支える、乾燥しないよう身を守る
などです。
普通に考えたら到底無理と思えるこれらの課題を見事クリアして、四足動物は陸上で生活できるようになった
のです。魚類が両生類、そして爬虫類、鳥類さらには哺乳類へと種の多様性へつながっていきます。
その進化の過程を思うと、改めて進化という言葉に重みを感じる次第です。
化石セブンでは現在とてもめずらしい魚化石を扱っています。
これはデボン紀でなく、新生代でブラジル・サンタナ産の魚化石なのですが、
とにかく大きく綺麗なんです。
大きさは57cmとBIGサイズ!
ザッツ・魚!といった感じで、どの角度から見てもノジュールの丸みが感じられる美しい魚化石です。
ウロコの保存状態が抜群によい大物化石です。
これは1点ものですので、気になった方はどうぞ。
もう1種はプレゼントしたら絶対喜ばれるインテリアに最適な小さめ魚化石です。リーズナブルでコンパクト。
とても人気で、残りはあとわずかとなってしまいました。今後の入荷予定は未定ですので
こちらもぜひチェックしてみてください。