- 化石セブン【HOME】
- 化石販売
- その他の化石の販売
- 針葉樹の樹脂
- 琥珀の化石販売
- この丸く小さな玉にはロマンがいっぱい!羽虫を内包した、白亜紀時代の琥珀、バーマイト(Burmite)
この丸く小さな玉にはロマンがいっぱい!羽虫を内包した、白亜紀時代の琥珀、バーマイト(Burmite)/【ot3498】
日本全国送料0円 この商品について質問する 探して欲しい商品がある
SOLD OUT 売却済み | スマホ向けサイトのトップページはこちら
こちらはミャンマーで発見された非常に古い時代の琥珀、バーマイトです。しかも、はっきりと虫が内包されていることが分かります。ハチ?ハエ?虫の種類まで特定することはできませんでした。
琥珀コレクターならご存知だと思いますが、バーマイトとは、東南アジア、ミャンマーで採集される琥珀のことで、旧国名のビルマをとって、ビルマイトあるいはバーマイトと呼ばれます。その年代が非常に古く、恐竜時代に遡ることができると言われています。従いまして、内包物も同じ年代である可能性があり、琥珀コレクターにとってはロマンの塊のような存在です。
こちらの個体は比較的厚みがありますが、透明度が高く、また内包物が限られているため、黒いシルエットとなって浮かび上がります。ぜひ後方よりライトをあてつつご覧ください。
高倍率のルーペで撮影しました。いかがでしょうか?羽の脈まで確認することができました。触角も見えますね。姿からするとハチあるいはハエの仲間のように見えますが、翅脈のディティールまでは確認できなかったため、特定には至っていません。比較的厚い胴体を持つこのタイプの羽虫がバーマイトで発見されることは比較的珍しいでしょう。
肉眼でみるとこのような感じ。丸い可愛らしい形をしています。
バーマイトはなんと1億年前以上の針葉樹の樹脂に起源を持つと言われています。1億年前といえば大地を恐竜が闊歩していた時代です。そんな時代の針葉樹の樹液が途方も無い時間をかけて琥珀へと変化したのです。
およそ1センチ強。
後方よりライトをあてつつ御覧ください。またぜひ高倍率のルーペをお使いください。20倍から30倍以上の高倍率のルーペが必要になります。一般に倍率が高くなりますと視野が狭くなり暗くになりますので、後方よりライトをあててつつご覧いただくのが良いかと思います。詳しくはコラム「化石を観察するときの、ルーペの選び方」を御覧ください。
商品スペック
商品ID | ot3498 |
---|---|
年代 | 新生代第三紀(6600万--260万年前) |
学名 | この丸く小さな玉にはロマンがいっぱい!羽虫を内包した、白亜紀時代の琥珀、バーマイト(Burmite) |
産地 | Myanmar |
サイズ | 1.1cm×1cm×厚0.6cm |
商品解説 | この丸く小さな玉にはロマンがいっぱい!羽虫を内包した、白亜紀時代の琥珀、バーマイト(Burmite) |
バーマイト(ビルマ琥珀)とは?
バーマイトは、ビルマ琥珀やカチン琥珀の名で知られ、ミャンマー北部の渓谷で発掘される約1億年前の恐竜時代に形成された琥珀です。その中には、様々な動植物が閉じ込められており、まれに恐竜の断片的な化石も見つかっています。
琥珀は樹木の樹液が化石化したものですが、その形成には少なくとも数百万年かかるとされています。バーマイトは特に古く、1億年もの時間をかけて形成されており、他の産地の琥珀と比較しても非常に貴重です。
では、このバーマイトの元となった樹液を生み出した樹木は、どのような環境に生えていたのでしょうか。
一説によれば、これらの樹木は海岸近くの熱帯雨林に生えていたと考えられています。その樹液が固まってできた樹脂は海に流され、そこで化石化したとされています。これは、琥珀の中からアンモナイトの殻やサンゴ、カキなどの海洋性生物が発見されたことに基づいています。
さらに、一部の琥珀からは淡水性の貝の化石が見つかっており、海洋だけでなく、沿岸の河川やデルタ、湖、ラグーンなどの環境も存在していたと推測されています。また、焼け焦げた植物の痕跡が含まれていることから、現代の熱帯泥炭湿地のように、当時も火災が頻繁に発生していた可能性があります。
バーマイトの中から発見される動植物の多様性は際立っており、これまでに2000種類以上が記録されています。特に多いのは昆虫で、クモやサソリ、ダニ、ハチ、アリ、ゴキブリ、シロアリ、カマキリ、コオロギ、ヤスデ、ムカデ、水生昆虫などが含まれます。また、植物も多様で、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類などが確認されています。