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琥珀コレクター必見!クモや多くの植物片を内包した、白亜紀のミャンマー産琥珀。ビッグサイズのバーマイト(Burmite)/【ot3447】
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こちらは恐竜時代の琥珀と言われる、ミャンマー産の琥珀です。この地域の琥珀はミャンマーの以前の克明であるビルマをとって、ビルマイト、あるいはバーマイトと呼ばれます。ご覧のように小さなクモが内包されています。高倍率のルーペを用いてご覧ください。
バーマイトは、最近までもっと若い時代の琥珀だと考えられていました。ロンドン自然史博物館にあった非常に大きな個体を調査したところ、白亜紀にしかないであろう内包物が多く見つかったため、非常に古い恐竜が大地を闊歩していた時代の琥珀であることが判明したのです。
後方よりライトを当てて撮影。様々な内包物が含まれていることがお分かりでしょうか。
その中の一部にクモが含まれています。小さいので、20倍異常の高倍率のルーペを用いて御覧ください。詳しくはコラム「化石を観察するときの、ルーペの選び方」を御覧ください。
ルーペでのぞくと、肉眼で見るのとは全く異なる世界が広がっています。
実に様々な内包物が散見されます。恐竜時代のものかもしれないと思うだけでワクワクしてきませんか?
これら内包物は、琥珀に閉じ込められることで、原型をとどめ保存されたと考えられます。琥珀が古代からのタイムカプセルと言われるのはそのためです。
透明度が高いので、後方よりライトをあてると、まさに琥珀色に輝きます。
肉眼でみるとこのような感じです。
左右35ミリほど。
100円玉との比較。恐竜時代の希少な琥珀、バーマイトです。内部に小さなクモを内包しています。
商品スペック
商品ID | ot3447 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 琥珀コレクター必見!クモや多くの植物片を内包した、白亜紀のミャンマー産琥珀。ビッグサイズのバーマイト(Burmite) |
産地 | Myanmar |
サイズ | 3.5cm×2.5cm×厚0.3cm |
商品解説 | 琥珀コレクター必見!クモや多くの植物片を内包した、白亜紀のミャンマー産琥珀。ビッグサイズのバーマイト(Burmite) |
バーマイト(ビルマ琥珀)とは?
バーマイトは、ビルマ琥珀やカチン琥珀の名で知られ、ミャンマー北部の渓谷で発掘される約1億年前の恐竜時代に形成された琥珀です。その中には、様々な動植物が閉じ込められており、まれに恐竜の断片的な化石も見つかっています。
琥珀は樹木の樹液が化石化したものですが、その形成には少なくとも数百万年かかるとされています。バーマイトは特に古く、1億年もの時間をかけて形成されており、他の産地の琥珀と比較しても非常に貴重です。
では、このバーマイトの元となった樹液を生み出した樹木は、どのような環境に生えていたのでしょうか。
一説によれば、これらの樹木は海岸近くの熱帯雨林に生えていたと考えられています。その樹液が固まってできた樹脂は海に流され、そこで化石化したとされています。これは、琥珀の中からアンモナイトの殻やサンゴ、カキなどの海洋性生物が発見されたことに基づいています。
さらに、一部の琥珀からは淡水性の貝の化石が見つかっており、海洋だけでなく、沿岸の河川やデルタ、湖、ラグーンなどの環境も存在していたと推測されています。また、焼け焦げた植物の痕跡が含まれていることから、現代の熱帯泥炭湿地のように、当時も火災が頻繁に発生していた可能性があります。
バーマイトの中から発見される動植物の多様性は際立っており、これまでに2000種類以上が記録されています。特に多いのは昆虫で、クモやサソリ、ダニ、ハチ、アリ、ゴキブリ、シロアリ、カマキリ、コオロギ、ヤスデ、ムカデ、水生昆虫などが含まれます。また、植物も多様で、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類などが確認されています。