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恐竜時代のゴキブリが閉じ込められた琥珀。希少なビルマ琥珀、バーマイト(Burmite)/【ot2160】
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こちらは恐竜時代の琥珀として知られるビルマ産の琥珀、通称バーマイトです。現在のミャンマーで採集される古い琥珀です。
こちらはゴキブリと思しき虫が内包されている希少な標本です。
脚が分離していますが、これは虫入り琥珀の生成過程を考えますと、自然なことです。琥珀は古代の針葉樹の樹液がもとになっていますが、粘性のある樹液に取り込まれた虫がもがいて逃れようとして一部が分離することがあるようです。ナチュラルな化石ならではの保存状態ということもできます。
ゴキブリと思しき虫のサイズはなかなかのもの。
肉眼で十分視認ができます。
ビルマ琥珀は1億年前の針葉樹の樹脂が起源となっている、世界的に見てもとても古い琥珀の一つですが、個体によっては透明度は比較的高く、光を当てると、ご覧のように虫がシルエットになって浮かび上がります。
分離した脚。突起がはっきりと保存されています。外部の環境と遮断され風化を受けにくい琥珀の内部で保存されなければ、こうはいきません。琥珀は古代からのタイムカプセルといいますが、まさにそれを地で行く化石です。
翅脈まで保存された羽。
100円玉とほぼ同サイズの保存状態の良いビルマ琥珀です。希少なゴキブリと思しき虫が内包された希少品です。
商品スペック
商品ID | ot2160 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 恐竜時代のゴキブリが閉じ込められた琥珀。希少なビルマ琥珀、バーマイト(Burmite) |
産地 | Myanmar |
サイズ | 2.1cm×1.7cm×厚0.5cm |
商品解説 | 恐竜時代のゴキブリが閉じ込められた琥珀。希少なビルマ琥珀、バーマイト(Burmite) |
バーマイト(ビルマ琥珀)とは?
バーマイトは、ビルマ琥珀やカチン琥珀の名で知られ、ミャンマー北部の渓谷で発掘される約1億年前の恐竜時代に形成された琥珀です。その中には、様々な動植物が閉じ込められており、まれに恐竜の断片的な化石も見つかっています。
琥珀は樹木の樹液が化石化したものですが、その形成には少なくとも数百万年かかるとされています。バーマイトは特に古く、1億年もの時間をかけて形成されており、他の産地の琥珀と比較しても非常に貴重です。
では、このバーマイトの元となった樹液を生み出した樹木は、どのような環境に生えていたのでしょうか。
一説によれば、これらの樹木は海岸近くの熱帯雨林に生えていたと考えられています。その樹液が固まってできた樹脂は海に流され、そこで化石化したとされています。これは、琥珀の中からアンモナイトの殻やサンゴ、カキなどの海洋性生物が発見されたことに基づいています。
さらに、一部の琥珀からは淡水性の貝の化石が見つかっており、海洋だけでなく、沿岸の河川やデルタ、湖、ラグーンなどの環境も存在していたと推測されています。また、焼け焦げた植物の痕跡が含まれていることから、現代の熱帯泥炭湿地のように、当時も火災が頻繁に発生していた可能性があります。
バーマイトの中から発見される動植物の多様性は際立っており、これまでに2000種類以上が記録されています。特に多いのは昆虫で、クモやサソリ、ダニ、ハチ、アリ、ゴキブリ、シロアリ、カマキリ、コオロギ、ヤスデ、ムカデ、水生昆虫などが含まれます。また、植物も多様で、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類などが確認されています。