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希少な恐竜時代の昆虫を内包したビルマ琥珀、通称、バーマイト(Burmite)/【ot2063】
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こちらは足の長い虫を内包したミャンマー産の琥珀です。通称、ビルマ琥珀(あるいはバーマイト)と呼ばれる琥珀です。バーマイトは琥珀コレクターにとって特別な琥珀と言って良いでしょう。何しろ、その起源は1億年前にさかのぼります。
およそ13ミリの琥珀に中央に足の長い虫が鎮座しています。
バーマイトは非常に古い琥珀ではありませんが、透明度は意外にも高く、美しい色を持っています。
基質が濁ってしまうと、虫が内包されていても分かりません。
長い手足。
100円玉との比較。恐竜時代の琥珀、バーマイト。足の長い虫を内包しています。
商品スペック
商品ID | ot2063 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 希少な恐竜時代の昆虫を内包したビルマ琥珀、通称、バーマイト(Burmite) |
産地 | Myanmar |
サイズ | 1.3cm×1.2cm×0.5cm |
商品解説 | 希少な恐竜時代の昆虫を内包したビルマ琥珀、通称、バーマイト(Burmite) |
バーマイト(ビルマ琥珀)とは?
バーマイトは、ビルマ琥珀やカチン琥珀の名で知られ、ミャンマー北部の渓谷で発掘される約1億年前の恐竜時代に形成された琥珀です。その中には、様々な動植物が閉じ込められており、まれに恐竜の断片的な化石も見つかっています。
琥珀は樹木の樹液が化石化したものですが、その形成には少なくとも数百万年かかるとされています。バーマイトは特に古く、1億年もの時間をかけて形成されており、他の産地の琥珀と比較しても非常に貴重です。
では、このバーマイトの元となった樹液を生み出した樹木は、どのような環境に生えていたのでしょうか。
一説によれば、これらの樹木は海岸近くの熱帯雨林に生えていたと考えられています。その樹液が固まってできた樹脂は海に流され、そこで化石化したとされています。これは、琥珀の中からアンモナイトの殻やサンゴ、カキなどの海洋性生物が発見されたことに基づいています。
さらに、一部の琥珀からは淡水性の貝の化石が見つかっており、海洋だけでなく、沿岸の河川やデルタ、湖、ラグーンなどの環境も存在していたと推測されています。また、焼け焦げた植物の痕跡が含まれていることから、現代の熱帯泥炭湿地のように、当時も火災が頻繁に発生していた可能性があります。
バーマイトの中から発見される動植物の多様性は際立っており、これまでに2000種類以上が記録されています。特に多いのは昆虫で、クモやサソリ、ダニ、ハチ、アリ、ゴキブリ、シロアリ、カマキリ、コオロギ、ヤスデ、ムカデ、水生昆虫などが含まれます。また、植物も多様で、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類などが確認されています。