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近年、俄然注目が高まっている、琥珀コレクター憧れのバーマイト(ビルマ琥珀)。シロアリが内包されています。/【ot2037】
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こちらはシロアリと思しき昆虫が内包されたビルマ琥珀です。ビルマ琥珀はおよそ1億年前の針葉樹の樹脂が起源とされる、非常に古い年代の琥珀です。
ビルマ琥珀は現在のミャンマーで採集される琥珀で、バーマイトあるいは、ブルマイトと呼ばれます。
細長いフォルムが面白い標本です。
バーマイトは非常に古い琥珀であるにも関わらず、基質の透明度が非常に高いという特徴があります。もちろん年代の浅い琥珀にはかないませんが、それでも、虫を視認するのに十分な透明度があります。また、暗褐色からディープオレンジを呈する基質の色合いは大変美しく、コレクターから高い人気を博しています。
翅脈まで保存されています。古い年代の琥珀であることを考えると、驚きの保存状態と言えるでしょう。
翅脈のアップ。
ビルマ琥珀への注目が高まったのは近年ですが、20世紀の初頭には、すでに採集が行われていました。その当時、ビルマ琥珀は漸新世(3400万年前から2300万年前)の琥珀と考えられていました。ところが最近、ロンドンの自然史博物館の標本を再調査した結果、白亜紀以降には存在しない昆虫が内包されていることがわかり、およそ1億年前の極めて古い琥珀であることが判明するに至りました。
100円玉との比較。琥珀コレクター垂涎の、バーマイトの虫入り琥珀です。
商品スペック
商品ID | ot2037 |
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年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 近年、俄然注目が高まっている、琥珀コレクター憧れのバーマイト(ビルマ琥珀)。シロアリが内包されています。 |
産地 | Myanmar |
サイズ | 2.3cm×0.4cm |
商品解説 | 近年、俄然注目が高まっている、琥珀コレクター憧れのバーマイト(ビルマ琥珀)。シロアリが内包されています。 |
バーマイト(ビルマ琥珀)とは?
バーマイトは、ビルマ琥珀やカチン琥珀の名で知られ、ミャンマー北部の渓谷で発掘される約1億年前の恐竜時代に形成された琥珀です。その中には、様々な動植物が閉じ込められており、まれに恐竜の断片的な化石も見つかっています。
琥珀は樹木の樹液が化石化したものですが、その形成には少なくとも数百万年かかるとされています。バーマイトは特に古く、1億年もの時間をかけて形成されており、他の産地の琥珀と比較しても非常に貴重です。
では、このバーマイトの元となった樹液を生み出した樹木は、どのような環境に生えていたのでしょうか。
一説によれば、これらの樹木は海岸近くの熱帯雨林に生えていたと考えられています。その樹液が固まってできた樹脂は海に流され、そこで化石化したとされています。これは、琥珀の中からアンモナイトの殻やサンゴ、カキなどの海洋性生物が発見されたことに基づいています。
さらに、一部の琥珀からは淡水性の貝の化石が見つかっており、海洋だけでなく、沿岸の河川やデルタ、湖、ラグーンなどの環境も存在していたと推測されています。また、焼け焦げた植物の痕跡が含まれていることから、現代の熱帯泥炭湿地のように、当時も火災が頻繁に発生していた可能性があります。
バーマイトの中から発見される動植物の多様性は際立っており、これまでに2000種類以上が記録されています。特に多いのは昆虫で、クモやサソリ、ダニ、ハチ、アリ、ゴキブリ、シロアリ、カマキリ、コオロギ、ヤスデ、ムカデ、水生昆虫などが含まれます。また、植物も多様で、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類などが確認されています。