ダイヤモンドについて
ダイヤモンドの話題についてブログで書きましたので、もう少し詳しくお話していきます。
ダイヤモンドはもっとも有名な鉱物
ダイヤといえば、4月の誕生石。『清浄無垢、永遠の愛、純愛』などの意味を持っています。
いまのところ実験で確かめられている中で天然で一番硬い物質といわれていますね。
庖丁を研ぐ素材としてダイヤモンドを利用したり、
硬い素材をカットするためにダイヤモンドが用いられたりしています。
『金剛石』や『金緑石』とは、日本語でダイヤモンドを示す別語のようです。
結晶構造は多くが8面体で、12面体や6面体もあります。
色は、透明や半透明、不透明など、実はさまざま。
宝石としてはもちろん有名で、ブルーやピンク、グリーンなどは希少価値が高いとされています。
ダイヤモンドはどこから来た??
世界中から愛されるダイヤモンドですが、この美しい鉱物はどこから来たかご存知でしょうか?
地球は上部から見て、大きく分けて1、地殻 2、マントル 3、核に分けられているのですが、
ダイヤモンドはこのマントルといわれる固体層からやってきます。
ダイヤモンドは、太古の大陸のマントル内で結晶化します。
深さにして150km以上のところです。
このときは、まだダイヤモンドの元のようなものです。
そして主にキンバーライトマグマと呼ばれるマグマの噴火によって一気に地表にもたらされます。
ダイヤモンドは高温、高圧下で生成されるというわけです。
鉛筆の芯とダイヤモンド
もし、仮にダイヤモンドの元がゆっくりと地表にでてきたとすれば、あのような美しさは生まれません。
鉛筆の芯は炭素からできているのは、みなさん想像がつきやすいかもしれません。
この鉛筆の芯、グラファイトとよばれる炭素から成る元素鉱物です。
ダイヤモンドと鉛筆の芯などのグラファイトは、同じ炭素からできていて
原子の配列や結合の仕方の関係が異なる物質同士なんです。
いわゆる同素体というものですね。
親戚同士のようなもの、といえば言い過ぎかもしれませんが、両者は近しい関係です。
それにしても、同じ炭素からできているけれど構造が異なるだけで、こうも見た目が変わるとは。
マントルの中においては、ダイヤモンドもグラファイトという物質に成り得るそう。
ダイヤモンドの元が、高温、高圧がかかる噴火ではなく、もしもゆっくりと地下から地表に
向かって上がったとするとグラファイトになってしまうそうです。
何とも不思議な事実です。
ダイヤモンド名前の由来
ダイヤモンドの名前の由来は、ギリシャ語の「adamant(アダマント)」からきています。
「征服できない、懐かない、不屈なもの」という意味です。
いかにも信念のある、強いイメージの鉱物です。
歴代の権力者が、好んで王冠や宝飾品にダイヤモンドを施したのも納得です。