プレシオサウルス こぼれ話
プレシオサウルスは、およそ1億9000万年前、三畳紀後期からジュラ紀初期にかけて
出現した海棲爬虫類(かいせいはちゅうるい)の中でも、初期に現れたグループです。
日本では、首長竜として親しまれているグループに代表される種のプレシオサウルス。
大きな樽のような導体に長い首と頭、パドルのようなおおきなヒレをもったユニークな体をもちます。
プレシオサウルスにまつわる話で世間を騒がせた事柄といえば、
UMA(未確認動物)の一つとして有名な『ネス湖のネッシー』ですね。
イギリス最大の淡水湖ネス湖に、巨大な怪獣が現れたという目撃情報が後を絶えず、
これがプレシオサウルスの生き残りではないか、と騒がれたのです。
プレシオサウルスが、ネス湖に閉じ込められて生き残り、
何世紀も経て進化を遂げてネッシーとなったのではないか、ということなのです。
しかし、地質年代を調べた結果や、さまざまな分析から、
ネス湖のネッシーがプレシオサウルスの進化系という
可能性は低いとわかったようです。
4億年前に、脊椎動物は海から陸へと進出し、繁栄を遂げたのですが、
プレシオサウルスは、一旦進出した陸から海へ戻っていった
脊椎動物として知られています。
海では必要としなくなった足を、完全な形のヒレへと変えていき、
長くてしなる首とパドルのようなヒレを自在に動かし、ジュラ紀の海を自由に回遊していたのでしょう。
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