イプシロンとH‐ⅡAを比較 これまでのロケットと何が違う?
人工衛星打ち上げ用ロケット、試作機イプシロンが8/27日に打ち上げ予定です。
にわかに、話題が高まっていますね。
『新型設計ロケットで低コストを実現!』をうたっているイプシロンロケットですが
これまでのロケットと何が違うのでしょうか?
①イプシロン と ②H‐ⅡAを比較してみました。
1、どこが開発した?
①宇宙航空研究開発機構(JAXA)とIHIエアロスペース
②宇宙開発事業団(NASDA)と後継法人の宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工
2、全長何メートル?
①24.4m ②53m
3、打ち上げにかかるコストは?
①約38億円 ②約100億円
4、何の燃料で飛ぶか?
①固形燃料 ②液体燃料
5、何トンまで荷物を運べる?
①1.2t ②10t
6、発射準備してから打ち上げまでに何日かかる?
①約1週間 ②約30日間
7、特徴を一言であらわすと?
①小回り利いて低予算 小型ロケット ②重い荷物もなんのその 大型ロケット
どうでしょう?
こうしてみると、イプシロンはかなりコンパクト設計ですね。
イプシロンとH‐ⅡAロケットを車に例えると、
軽自動車と大型トラックのような感じでしょうか。
大型ロケットH‐ⅡAも、もちろん良さがあり、
多くの荷物を運べる点があげられます。
また、液体燃料であるために、ロケットを目的地までコントロールしやすいそうです。
イプシロンの良さは、打ち上げコストが低減されたことと
発射準備期間の短縮されたことで運用がしやすい点です。
今回の打ち上げが成功すると、宇宙へのアクセス・荷物の運搬法が多様化しそうです。
期待して、27日を待ちましょう!