NASAが海王星の14番目の衛星見つける
米航空宇宙局(NASA)は15日、
太陽系の中で太陽から最も離れた惑星である海王星を周回する
衛星「S/2004 N1」を発見したと発表しました。
この衛星は直径が約19キロメートルと極小で海王星の衛星の中では最も小さく、
14番目の惑星として認識されています。
公転周期は約23時間です。
「S/2004 N1」の明るさは、
裸眼で見ることができる恒星の中で
最も暗いものの約1億分の1といいますから、
どれだけ見えにくいのか、想像もできません・・・。
さて、この衛星は、2004年~2009年の間にあのハッブル宇宙望遠鏡
が撮影した写真の中に繰り返し写りこんでいた白い点を研究した結果だといいます。
おそるべき精度の高い望遠鏡です!
このハッブル宇宙望遠鏡は、地上約600km上空の
軌道上をぐるぐる回る望遠鏡です。
この名前は、宇宙の膨張を発見した天文学者『エドウィン・ハッブル』にちなみます。
バッブル宇宙望遠鏡は、大気や天候による影響を受けません。
ですから、地上からでは決して観測できないようなものもとらえることのできる、
高い精度の天体観測ができるのです。