隕石発見すべく、アマチュア天文家とNASAがタッグ
長い地球の歴史を通し、生命の絶滅を何度も生んだ、隕石落下。
つい先日も、ロシアに隕石が落下しましたね。
世界中の人々が落下映像を見て、脅威に感じたことと思います。
さて、このたび、NASAがアマチュア天文家と協力して
地球に落下する危険性があり、まだ発見されていない隕石を
見つけることとなったそうです。
直径1kmの大きな隕石は、すでに95%発見しているNASAですが、
それより小さな直径300m、あるいは100m以下の隕石は
なかなか検知しにくい模様。
さあ、隕石の大きさについてですが、どのくらいの大きさだと
地球全体に被害を及ぼすのでしょうか。
今年2月にロシアに落下した隕石は、直径17mです。
あの大きさにして、すさまじい閃光と風圧で建物を破壊していきました。
では、恐竜を地球の領域から消し去ったたとされる
地球史上有名な白亜紀末、6550万年に落下した隕石の大きさは?
これは、推定ですが直径約10kmと考えられています。
直径180kmの巨大な地球の穴がメキシコ・ユカタン半島で見つかっています。
巨大隕石の落下は、地球に甚大な被害をもたらしたようです。
まず、太陽の光が全世界を遮ることで気温低下が起こります。
酸性雨が降り続け、光合成の営みは狂い、植物が枯れます。
それまでの生物の食物連鎖は破壊されていったのです。
もちろん、生物の大量絶滅はほかの要因もあるかもしれませんが
研究者たちは、隕石落下が非常に大きな要因となっている
と考えています。
この宇宙からの危険物を感知することは、
人類にとって最も重要事項の一つかもしれません。
NASAとアマチュア天文家の方に、
協力して隕石を見つけてほしい。
そう願っています。