小惑星 地球を避けて通過
5月31日、地球に接近していた直径2.7キロの小惑星が
地球を避けて無事通過しましたね。
この惑星は、15年以上前に発見された1998QE2とよばれる惑星です。
NASAが発表したのによると
この惑星は、衛星を伴って地球からおよそ
580万キロの地点まで近づいたとのことです。
580万キロというと、遠いんだか近いんだか
検討がつきませんね。
地球から月までの距離を基準にすると、
約15倍以上離れているとのことです。
そんなに遠いのか・・・
いやいや、かなり近いぞ・・・感じ方は人それぞれでしょう。
それにしても広大な宇宙空間の距離感を、
こうやって倍数で実感しようというのは難しいことです。
この惑星、直径2.7キロという巨大なサイズで、
プラス直径610メートルの衛星が一緒にともなっているとのこと。
ちなみに、衛星(satellite)というのは、
惑星や矮惑星・小惑星の周りを公転する天然の天体です。
いずれにしても、地球に衝突したら甚大な被害を世界中にもたらす
可能性があったとのことで、ほっと一息です。
この 小惑星1998QE2は、地球に再び接近する予定だそうで
その日は、15年後の2028年7月12日。
今回よりは離れた軌道で724万キロ離れたところを
通過するという予測が立っています。
それにしてもこの数字をたたき出す技術や、
研究機関の数十年にわたる監視や分析はすごいものですね。