始祖鳥よりも原始的な鳥発見 中国
〝鳥は恐竜から進化した”
この根拠は、鳥類が恐竜と同じ体の構造をたくさん持っている
ことから考えられています。
近年鳥と恐竜の間の進化をつなぐ謎が
大きく話題になっていますよね。
その注目は、始祖鳥に向けられています。
始祖鳥は、もっとも古い鳥だとされ
体の構造が鳥にも恐竜にも似ている生物として考えられていました。
話題の始祖鳥、後ろ肢が鳥の特徴とは異なり、
肉食恐竜のそれと似ていることなどから
近年では、鳥ではなく、肉食恐竜なのではないか
といった説を唱える研究者もいました。
これを踏まえ、
本日30日付で発表される英科学誌ネイチャーによると
鳥の祖先とされる始祖鳥より原始的な特徴をもつ
新種の鳥化石が発見されたとのことです。
見つかった化石はほぼ全身にわたり、羽毛の跡も
見つかりました。
全長は51cm、
中世代ジュラ紀(約1億6500~1億5300万年)の標本です。
名前は、アウロルニスと名付けられ、名前の由来は「あけぼのの鳥」です。
アウロルニスの骨格分析により、
始祖鳥より恐竜により近いことが分かったとのこと。
恐竜に近い原始的な鳥の発見。
これにより、恐竜か、はたまた鳥類か
曖昧な存在であった始祖鳥は
鳥類へ分類される説が有力になりそうです。