2008-07-12 岩手県北でマングローブ化石を発見 山形大
山形大理学部の山野井徹教授(63)=地質学=の研究グループが、岩手県一戸町の約1600万年前の地層から、熱帯、亜熱帯地域に生えるマングローブの花粉化石を発見した。国内のマングローブ化石は長い間、石川県の能登半島以北で見つからなかったが、研究グループは2006年3月、山形県小国町で花粉化石を発見。今回の発見で、マングローブの分布北限が岩手県北部に広がり、当時の同地域が熱帯か亜熱帯だったことが裏付けられたとしている。
発見したのは、メヒルギという種類のマングローブの花粉化石。地球温暖化が進んで海面が上昇し、日本海が誕生したとされる約1600万年前の地層で見つかった。メヒルギは現在、鹿児島市喜入地区が北限で、当時の岩手県北部の冬季の気温が、今より少なくとも11度高く、熱帯、または亜熱帯地域だったと推測されるという。
詳しくはhttp://bizex.goo.ne.jp/news/20080708t35040/