恐竜・鳥類と人間の二足歩行の違い
恐竜も人間も二足歩行する動物ですが、その構造は全く違います。
恐竜は、足の骨に対して背骨が横向きについています。
ちょうどアルファベットのTの字のように、
足に対して頭から尾に続く部分が垂直なのです。
だから体は横に傾きます。
一方、人間は足の骨に対して背骨がほぼまっすぐ上にのびています。
だから体ごとまっすぐ立ち上がって歩くことができるのです。
これを直立二足歩行といって、人間だけがこの形をとっています。
恐竜や鳥類は二足歩行といっても、
体の軸は地面に対して平行を保っていて、
四足歩行から変形したものととらえることができます。
足2本で全体重を支えるわれわれ人間は、
肩こりや腰痛に悩まされると聞きますが、
同じ二足歩行であっても尾でバランスをとっている恐竜や鳥類には
肩こりはないのでしょうね。