新種シーラカンスが米テキサス州で発見!
アメリカはテキサス州で、約1億年前の
新種シーラカンスが発見されたとのことです。
シーラカンスといえば、今春、中国雲南省で
最古のシーラカンス化石が発見され、話題になりました。
これまで最古とされていた約3億8000万年前から
1700万年ほど昔にさかのぼり、約4億年前には
出現していたことが明らかになったんですね。
今回の発見は、アメリカ、テキサス州。
シーラカンスの骨化石を調査した結果、
約1億年前の新種であると判ったようです。
シーラカンスは、古生代のデボン紀に出現した生き物です。
白亜紀には、ほとんの種が絶滅している、
肉鰭類(にくきるい)とよばれる魚です。
肉鰭類とは、聞きなれないですが、読んで字のごとく、
「肉のヒレをもつ魚」という意味です。
全40種以上のうち、現生種は2種のみ。
「生きた化石」としてとても有名ですね。
新種の名前は「Reidus hilli」といいます。
テキサス州フォートワースの芸術家ロバート・リード(Robert Reid)
氏の功績を称えて命名されたようです。
彼はおよそ30年前、頭骨化石を発見し、同州の大学に寄贈したとか。
今回発見されたシーラカンスは、テキサス州で発見された
シーラカンス化石として最も年代が若く、
大人になると、体長50センチ以上に成長するサイズです。
この新種、シラカンスの絶滅種から現生種への
過渡期に当たるものだと考えられています。