三葉虫はどんな生き物?
三葉虫はカンブリア紀からペルム紀という時代区分の間に
生息した古生代を代表する海の生き物です。
ペルム紀の大量絶滅の時期に、海に住む他の無脊椎動物と同様
絶滅してしまいましたが、それまで節足動物の代表格として、
約3億年間もの間、世界中の海にさまざまな種へ進化しながら生息していました。
三葉虫の化石ファンは多く、生物の進化の話をする上でも
欠かせない重要な生き物として知られています。
三葉虫はその形が魅力的な生き物として人気です。
そして、とにかく多くの種類がいたと言われています。
その数、実は三葉虫にかなり詳しい研究者でも
正確な数は把握できていないそうで、
分かっている限りで数万種といわれています。
数十種ではなく数“万”種です。
これほどの大グループを形成する動物は、
化石で見つかった古生物の中では群を抜いています。
まだ解明されてない種が多く、今後、誰がどこで
新種を発見するかわからないロマン溢れる生き物です。