恐竜は全て歯を持っているのか?
昨日のテーマであったデンタルバッテリー。
デンタルバッテリーは、何度も生えかわる歯のことをさしています。
草食恐竜も肉食恐竜も、歯は何度も生えかわったとされています。
本日は、『すべての恐竜は、歯を持っていたのか?』
という疑問についての話。
実は、すべての恐竜が歯をもっているわけではありません。
例えば、北アメリカ大陸で白亜紀に繁栄した
オルニトミムスは歯を持っていませんでした。
彼らは「ダチョウ恐竜」という別名をもっています。
ダチョウのような姿をしていて、とても足がすばしっこい恐竜でした。
彼らの口は細くて、クチバシのような形状をしていたようです。
クチバシは、現在の鳥が持っているものと同様、
アゴが突き出て口周辺がひと繋がりの硬い角質の板状になったものです。
この硬いクチバシで植物や小動物をついばんでいた
のではないかと考えられています。
ちなみに、恐竜ではありませんが、空飛ぶ翼竜で歯のないものは
プテラノドン(Pteranodon)が有名です。
プテラノドンの名前はの意味は、ズバリ「歯のないつばさ」。
他に、つばさを広げたら12mともいわれる
ケツァルコアトルス(Quetzalcoatlus)も
歯がない翼竜として有名です。
ティラノサウルスのように歯根(しこん)部分を含めて
30cmはあろうかという歯を持っていたり、歯が全くない恐竜がいたりと、
恐竜時代1億6500万年の間に、多種多様な恐竜が存在していたのですね。
※ティラノサウルスの歯化石がアップ予定!お楽しみに!!