恐竜の赤ちゃんと群れ

本日は、恐竜の赤ちゃんについての話。

みなさん、恐竜の赤ちゃんは

どうやって生まれてくるかご存知でしょうか？

そうです、恐竜は卵から生まれてくるのです。

恐竜の卵

いくら大きな恐竜に成長するといっても、

生まれてくる時の恐竜赤ちゃんのサイズはそこまで大きくありません。

竜脚類の卵もそれほど大きくはないようで・・・

史上最大とされる、全長35～40mのアルゼンチノサウルスのように、

巨大な竜脚類でも卵の大きさは直径約30cm程度だろうと、

ある研究者は予測しています。

そこから一気に成長したとしても、アルゼンチノサウルスの赤ちゃんは、

せいぜい生まれてすぐは1～1.5mくらいの大きさだったかもしれません。

こうなると、お母さんに付いていくのは大変そうです。

全長が35mもある母親と、1.5mほどしかない赤ちゃん。

パラサウロロフスの親子

お母さんが一歩歩くと、子どもはたちまち置いて行かれそうですよね。

お母さんに誤って踏み潰されないように、必死だったかもしれません。

竜脚類の仲間は、並んで続く足跡化石が見つかっていることから、

群れで暮らしていた可能性があるんですね。

でも、巨大すぎる竜脚類にとって、先ほどの理由から

子どもと一緒にどこまで行動できていたか正確には分かっていません。

一部の足跡化石からは、大人の恐竜が幼い子ども恐竜の

周りに囲むようにしていたようなものも見つかっています。

このことから、竜脚類の中には、組織化して

群れをなしていたのではないかと考える研究者がいます。