恐竜の卵にまつわる話②
昨日の続きで、恐竜の卵で有名なオビラプトルの話をもう少しくわしく。
恐竜の名前で、「卵どろぼう」という、
何とも不名誉な名前を与えられた恐竜をご存知ですか?
オビラプトルという恐竜です。
中央アジア探検隊が恐竜の卵を初めに見つけたとき、
本当はオビラプトルの卵だったのに、勘違いされてプロトケラトプスの卵と判定していました。
卵の近くで発見されたオビラプトルの化石。
ちょうど卵を食べるのに適した頭のつくりだったので、
てっきりプロトケラトプスの卵を襲っていたのだろうと考えられました。
だから学者は、名前をつける際、「卵どろぼう」という意味の
「オビラプトル」と命名したのです。
1990年代に入って、勘違いだったということが分かりましたが、
名前は変わりようがありません。
オビラプトルは、本当は卵をぬすんでいたわけではなく、
自らの卵を大事に守っていたのですね。
子育て恐竜として有名なのは、マイアサウラも挙げられますね。
なんせ、名前の由来が「良母トカゲ」。
明日は、肉食恐竜の大きさ比較について!