モロッコでワニの新属見つかる!
BIGなニュースが飛び込んできました。
本日発表のニュースによりますと、アフリカのモロッコで、白亜紀後期(約9500万年前)の地層
から見つかった大きなワニの頭骨化石は新属であることが分かったようです。
この頭骨化石は何と長さ2m以上あり、推定される新属ワニの全長は15mにも及ぶということです。
凄いですね~!
ワニや盾を意味するギリシャ語の言葉などから、
名前は「アエギスクス・ウィットメリ」とつけられました。
ちょっと覚えにくい名前のこのワニ、頭は長く平たかったようで、
獲物の魚を取るときは大きな口を開けて、すくうように捉えていたということです。
また、このワニは後頭部に“こぶ”をもつという、面白い特徴があります。
この機能、異性や戦う相手へのアピールに使われていたか、
体温調節の役割をしていたかもしれないということです。
また一つ、ワニの新たな生態が明らかになりそうです。
今後の研究報告が待たれます。
超巨大ワニというと、白亜紀北アメリカ大陸に生息していたサルコスクスと
アメリカに生息していたデイノスクスが有名です。
どちらも大きなワニですが、アメリカのデイノスクスは体長15mほどもあると言われています。
あれ!?15mというと、今回の大発見ワニと同じではありませんか?
ちなみに、デイノスクスは完全な状態で見つかっているのは約1.8mの頭骨しかないようです。
この頭骨から推測した全長が15mです。
デイノスクス頭骨が約1.8mで、今回のワニ「アエギスクス・ウィットメリ」は2mを超えています。
これは大変なことになってきました。
アフリカの新属ワニか、それともアメリカのデイノスクスか!?
大きいワニ選手権は一体どちらに軍配が上がるのでしょうか?