地上最大の生物か!?発見の巨大恐竜は成長途中だった

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 カテゴリ:化石ニュース 作者:

およそ10日前にブログにも取り上げた新種の恐竜化石、「ドレッドノータス(Dreadnoughtus)」をご記憶でしょうか。こちらのニュースですが、その後研究に進展があった模様です。ドレッドノータスと名づけられた超巨大恐竜は、9/4日付の英科学雑誌に掲載されました。アルゼンチンのパタゴニア南部7700万年前の地層で見つかっています。4本脚で長い首を持つティタノサウルスの仲間とみられる草食恐竜なのですが、今回この恐竜が地上を歩いた生物の中で最大種なのではないか、との報道がされています。

竜脚類画像

というものも、今回見つかった骨の化石はまだ成長途中で、これからまだまだ成長を遂げる最中に化石化した標本であるらしいのです。骨の分析結果によると、成長した暁には、体長が40メートルを超えるのではないかという考えもあるとか・・・。40メートルともなると、もう生き物というか建物、あまりに大きすぎて想像しにくい・・・。観光用の特大バスを3台並べてもその大きさには到達しません。小学生や中学生の頃、50メートル走でタイムを測ったことがある方なら、あの走った分がすべて1頭の恐竜分と思っていただければよいでしょう。
竜脚類画像
とてつもなく大きな生き物ですが、ここまで大きいと、それを維持するための食べ物(植物)が気になります。一体、一日にどれくらい食せばこの巨体を保つことができるのでしょう。現代にくらべ、当時の植物の豊かさが相当なものであったことは知られています。とはいえ、こんな巨大な生き物がたくさんいたなら、数日で森が1個なくなっていたりして??ドレッドノータスがどれくらい食べていたのか、興味があります。スケールの大きな話に、ただただ驚きのため息をつく、今日この頃です。