アジア恐竜国際シンポジウム福井で講演会
古生物学、とりわけ恐竜の分野が好きな方にはたまらないシンポジウムが昨日終了となりました。アジアの恐竜研究の成果を披露する場となったのが、「アジア恐竜国際シンポジウム福井」。場所は、日本で有名化石産地の一つ、福井県勝山市にある県立恐竜博物館です。講演会の主題は「アジアの恐竜研究とその展望」。このシンポジウムは、日本と中国、モンゴル、韓国、タイ、ロシアの研究者が集って実現化したもので、「アジア恐竜協会」が、2年に1回開催することとなっています。今回はシンポジウムの初回で、次回は2015年度、タイで開かれる予定です。
今回、群れをなしていた肉食恐竜についてや、鳥類に似た子育ての習性があったことなどが報告されたとのこと。近年では、あのティラノサウルスに羽毛が生えた形で展示が行われ、大変注目を浴びましたね。羽毛をもつ恐竜が初期の段階で広く存在した可能性が示唆されたとのこと。アジアは、他の地域と同様、恐竜の発掘が盛んであり、今後もますます新種の発掘が期待されます。このようなシンポジウムが開かれること、古生物ファンからすると、とても嬉しいと感じています。
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