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三葉虫界のスーパーモデル。ロシア産三葉虫の王様パラセラウルス(Paraceraurus )/【tr529】
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こちらは後方上部から撮影したもの。
やはりパラセラウルスはどこから見ても絵になります。
同じロシア産の人気三葉虫ホプロリカスとは異なり、棘1本1本が長く、同じ三葉虫でも全くフォルムが違うことがよくわかります。リカス目の三葉虫の外観における特徴を擬態語で表すとブツブツ、トゲトゲに尽きます。一方、ファコプス目に属するパラセラウルスは、流れるような美しさがあります。
流れるような美しさを印象づけているのは、この棘でしょう。長く細く、官能的なカーブを描いています。三葉虫界のスーパーモデル的な位置づけか!?
頭部下も少し保存されています。希少です。
この棘がなければ、印象は全く変わってしまうでしょう。
ゴツゴツとした母岩が、パラセラウルスをより繊細で美しく演出しています。
背部のクリーニングも手抜かりはありません。
パラセラウルスの外観を印象づけるもう一つのポイントはこの後方に伸びる2本の棘です。
ですよね?本人に聞いてみましょう。
はい、そうです、と答えてくれました。
ファコプス目ならば複眼にも注目したいところですが、パラセラウルスの複眼は総じてのっぺりしています。
節のクリーニングも抜かりなし。
100円玉との比較。母岩はしっかりと安定します。納品時には、全体をすっぽりと収納する専用の特注ケースをご用意いたします。
前方後方4本の棘の美しさを御覧ください。印象的なポージングにも注目です。
商品スペック
商品ID | tr529 |
---|---|
年代 | 古生代オルドビス紀(5億500万 -- 4億4600万年前) |
学名 | 三葉虫界のスーパーモデル。ロシア産三葉虫の王様パラセラウルス(Paraceraurus ) |
産地 | Russia |
サイズ | 本体最長部カーブ計測8.8cm / 母岩含め全体10.2cm×7cm×高10.2cm |
商品解説 | 三葉虫界のスーパーモデル。ロシア産三葉虫の王様パラセラウルス(Paraceraurus ) |
この商品を購入されたお客様のお声
流れるような美しい印象的な棘!まるで空を飛んでいるようなフォルム!高度な技術で仕上げられたクリーニング!そして、普通あまり見ることができない頭部の裏側までこの標本は見ることができるのです。素晴らしいです。いつまでも時間を忘れて見とれてしまいます。ロシア産三葉虫の王様、パラセラウルスは飾っていて本当に絵になります。特注のケースも付けて頂きましたので末永く大切にしていきたいと思います。
栃木県/女性
三葉虫とは?
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと?
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの?
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る?
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種!
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!
三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。