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ノジュール化石で状態良い三葉虫を鑑賞しませんか?カリメネ三葉虫/【tr509】
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頭鞍部がとてもよい保存状態で化石化した、オルドビス紀のカリメネ三葉虫が登場です。
こちら、殻に包まれたような恰好で保存されています。一体これは・・・!?
そうなんです。こちらは、ノジュール化石で、母岩を割ると2つに分かれます。
こちらが外骨格が化石化したもので、ポジ部分です。眼の部分を含む頭部がほぼ完全に残っていますね。
ギザギザの体節がスタンプのように残っています。こちらがネガ部分です。本化石は、ノジュール(泥岩)化石ですので、ネガポジいずれの部分も鑑賞することができます。
眼と眼の間にある膨らみが頭鞍部とよばれる箇所です。この下に、三葉虫の内臓器官はあったと考えられています。
ノジュール標本がこうして合わさると、頭部が一部垣間見えます。このちょこっと見えが、何とも愛らしく感じられます。
素晴らしい保存状態なのは写真が示すとおりです。
中葉(ちゅうよう)と呼ばれる中央真ん中部分はかなり盛り上がっていますね。
手前が側葉(そくよう)とよばれる部分です。
三葉虫は、「三つ(tri)」の「葉(lobe)」の虫と示すとおり真上から縦方向に見たとき、3パーツに分かれているように見えます。真ん中を中葉とよび、中葉(ちゅうよう)を囲むサイドは側葉(そくよう)とよばれます。この内側には軟らかい部分(足や内蔵など)がありましたが、化石としては残りません。現在こうして化石として見られるのは外側の硬い外骨格です。
本標本はモロッコ産、古生代オルドビス紀のカリメネ種です。
尾部にかけて丸みを帯びています。
ぐーっと尾部を丸めようとしていたのでしょうか。化石化しているのですが動きが感じられるポージングです。
ちらっと見える頭部が愛嬌あるカリメネ標本。個性的です。
コンパクトながら、三葉虫の特徴をよくつかんだ、良質標本です。
商品スペック
商品ID | tr509 |
---|---|
年代 | 古生代オルドビス紀(5億500万 -- 4億4600万年前) |
学名 | ノジュール化石で状態良い三葉虫を鑑賞しませんか?カリメネ三葉虫 |
産地 | Morocco |
サイズ | 本体カーブ計測7.1cm 母岩含め全体4.7cm×4cm×3.4cm |
商品解説 |
三葉虫とは?
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと?
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの?
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る?
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種!
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!
三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。