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厚みがあります。初期の三葉虫、オルドビス紀カリメネ種ビッグ標本/【tr488】
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オルドビス紀の三葉虫、カリメネをご紹介します。カーブ計測8.8センチの大ぶりサイズです。
頭部から尾部まで、全景がきれいに残っている優秀標本。
こちら、サイズも大ぶりなのですが、厚みがあるのです。手の平に載せると、ご覧の通りボリューム感があるのが分かります。
体節が洗濯板のように波打っています。三葉虫は地質年代で古生代にのみ生きた、節足動物といわれる生き物です。世界各地で多種見つかるため、示準化石(化石が採集される地層によって、その時代が推定できる化石のこと)として重要な役割を担っています。
裏側は堆積物で埋まっています。今ご覧頂いている三葉虫化石は、外骨格が化石化したものです。実はこちら側は足やエラがあったのですが、やわらかい部分であるため化石として残りません。
三葉虫は、古生代に全滅してしまいますが、3億年以上の間、世界中で繁栄した生き物です。はっきりとはまだわかっていませんが、1万種もの種類があると考えられています。まさに、化石の王様ですね。
三葉虫は丸みを帯びた、一般的に防御態勢といわれる標本も多いのですが、本標本は本当に「真っ直ぐ」です。
シンメトリーのとれた大ぶり標本です。
商品スペック
商品ID | tr488 |
---|---|
年代 | 古生代オルドビス紀(5億500万 -- 4億4600万年前) |
学名 | 厚みがあります。初期の三葉虫、オルドビス紀カリメネ種ビッグ標本 |
産地 | Morocco |
サイズ | カーブ計測8.8cm |
商品解説 | 厚みがあります。初期の三葉虫、オルドビス紀カリメネ種ビッグ標本 展示ケースをお付けして発送します。 |
三葉虫とは?
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと?
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの?
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る?
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種!
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!
三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。