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あのボブキャロル自身が手がけた、三葉虫リードップス。比類なきクリーニング技術をご堪能ください。オクラホマ州、ブラックキャットマウンテン産/【tr486】
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紛れも無く一級品。オクラホマ州ハラガンフォーメーション産のリードプス(Lochovella deckeri)。リードプスは古生代デボン前期を代表する種の一つ。ご覧の通り、素晴らしいクリーニングが施されています。
本体カーブ計測で5.9センチ。同産のリードップスとしては大サイズです。全体形状がくっきりとプリップされているだけでなく、表面のディティールまでミリ単位(あるいはそれ以下のオーダー)で美しくクリーニングされています。
複眼の保存状態にご注目ください。一粒一粒、輪郭が浮き出ています。
体節のクリーニングは鳥肌モノ。
尾部まで完璧!
反対側の複眼の保存状態の良さ、プリップの精細さも申し分ありません。
シンメトリーも抜群。縦に伸びた大きめの個体を引き立てます。
頭部のシンメトリーの良さについても、申し分ありません。
正面から撮ると、より一層、シンメトリー(左右対称性)の良さが分かりますね。
体節のアップ。表面の細かい粒まで素晴らしい保存状態。
尾部まで、付け入る隙がありません!
それもそのはず、本標本のクリーニングを担当したのは、三葉虫のクリーニングマスター、ボブ・キャロル氏です。世界最高の三葉虫プリッパーの一人といっても過言ではないでしょう。
米国で最も有名な三葉虫発掘地域、ブラックキャットマウンテン産です。
表面のディティールの精細さには驚きを隠せません。ボブ・キャロル氏がクリーニングしただけのことはあります。
どこまでアップしても耐えられる、恐るべき精細さ。
この左右対称性を御覧ください!
こんな感じで展示するのも渋い!
裏面には産地(ブラックキャットマウンテン産)が記されています。
横に倒して展示するの良し!
100円玉との比較。このリードップスの大きさがよく分かる一枚です。三葉虫のブランド産地の一つ、米国オクラホマ州ブラックキャットマウンテン産です。あのボブ・キャロル氏が手がけた一級品です。表面の精細さを楽しむために、ぜひループを片手に観察していただきたい逸品です。
商品スペック
商品ID | tr486 |
---|---|
年代 | 古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前) |
学名 | あのボブキャロル自身が手がけた、三葉虫リードップス。比類なきクリーニング技術をご堪能ください。オクラホマ州、ブラックキャットマウンテン産 |
産地 | Black Cat Mountain, Oklahoma, U.S.A. |
サイズ | 本体カーブ計測5.9cm 母岩含め8cm×7cm×厚4.5cm |
商品解説 | あのボブキャロル自身が手がけた、三葉虫リードップス。比類なきクリーニング技術をご堪能ください。オクラホマ州、ブラックキャットマウンテン産 (Reedops deckeri) |
三葉虫とは?
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと?
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの?
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る?
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種!
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!
三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。