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巨体で失礼いたします!8cmのロシア産三葉虫アサフス・レピドゥルス(状態良質)/【tr388】
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よーく成長した、8cmを誇る大きなアサフス・レピドゥルス三葉虫です。大きくとも7cmくらいといわれるレピドゥルスですが、よくまあ、ここまで大きくなりました。
アサフス・レピドゥルス(Asaphus lepidurus)は、古生代オルドビス紀に現在のロシア近海に生息していた三葉虫の仲間です。
この大きさは、実際見ないとわかりません。かなり「むちっ」とした丸みを帯びています。
母岩の上に「よいとこしょ」と乗っかった感じで、堂々と居座っているように思えてきます。
すばらしいシンメトリーでしょ。
標本の節の部分で、写真右下に見える赤い筋のようなものが確認できますでしょうか。これは、鉄分を含む地層に標本が長い期間堆積した場合に、こういった赤色がみられるといわれています。本物である所以の、味のあるカラーと言うべきでしょうね。
もちろん、三葉虫自体が赤いのではありません。
ご覧のように、美しい落ち着いたキャメル色をしております。
顔がデカい!何せ8cmの大きさがありますからね~。画面からはみ出てしまいました。。。
幅は、カーブ計測で6cm。体節の1つひとつも幅が広い。体節を凝視していると、なかなかグロテスクな生き物に思えてきます。
アサフス・レピドゥルス選手権があれば、きっと「大きくてむっちりで賞」にノミネートされること間違いなし。
なんて飾り映えする標本でしょう。標本の厚みが写真ではお伝えしきれないのが残念。
状態は、間違いなくいいのですが、何せ8cmの大型であるという点が見逃せません。アサフス種の祖先ともいわれるレピドゥルス。通のコレクターも、本標本が新たな感覚をもたらしてくれることでしょう。
商品スペック
商品ID | tr388 |
---|---|
年代 | 古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前) |
学名 | 巨体で失礼いたします!8cmのロシア産三葉虫アサフス・レピドゥルス(状態良質) |
産地 | Russia |
サイズ | 本体最長部カーブ計測 8cm / 母岩含め全体 10cm×7cm×3.5cm |
商品解説 | カーブ計測8cmの大きな三葉虫、アサフス・レピドゥルスです。 幅広6cm。 こんもりと盛り上がった、標本の厚みにもご注目ください。 初めてのレピドゥルスとして、本標本を手にしてしまうと、次にこれ以上の標本を探すのが難しくなりそうな、そんな大型良質標本です。 |
三葉虫とは?
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと?
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの?
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る?
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種!
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!
三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。