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パーフェクトコレクション!歯冠だけでなく歯根も堪能できるウーリーマンモスの歯化石のパーフェクトコレクション/【ot857】
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非常に高品位のマンモスの臼歯の化石です。ご覧の通り、目を見張る保存状態を誇ります。
マンモスは草食動物です。植物を臼歯同士を噛みあわせることで、すり潰していました。そのため、臼歯は洗濯板のような構造をしているのです。
歯茎に埋まっていた歯根も残っている希少な歯化石です。
御覧ください。ベストクオリティと申し上げて良い、素晴らしい保存状態です。
歯根は非常に深く、埋まっていたことがわかります。
マンモスの歯化石をよくご覧いただきますと、長細い構造がたくさん見えますね。一つ一つが白い薄い組織で包まれていることがお分かりいただけるでしょう。これが、エナメル質になります。その内側にある茶色の構造が、セメント質になります。
セメント質をエナメル質で包んでいます。それらが複数折り重なることで一つの臼歯を作っています。
それらの構造がほとんど欠けることなく、残っています。
横方向からも観察できます。ゾウは植物食恐竜の歯化石とは異なり、デンタルバッテリーを備えていません。デンタルバッテリーとは、半永久的に歯化石が生まれてくる構造です。したがって、現世のゾウと同じように、歯化石が摩耗すると、硬い植物を咀嚼できずに、柔らかいものばかりを食べるようになり、競争に負けてしまっていたのではないかと考えられます。デンタルバッテリーを備えていないという点では、人間と同じですね。
この標本の主は、素晴らしい歯化石を持っていたことがわかりますね。歯が磨耗し競争に負けて死に絶えたのではなく、別の理由で亡くなったのでしょう。
歯根を後ろから観察。マンモスの歯根がこのような構造をしていることがわかり、大変勉強になりますね。希少です。
巨大な洗濯板状の歯冠にかかる圧力を耐えるには、これくらいしっかりした杭が必要になるのでしょう。
いかがだったでしょうか。これ以上無いと申し上げて良いほど素晴らしい保存状態です。歯化石の細部の構造(エナメル質とセメント質)、歯冠、歯根などほぼすべての部分が欠損なく保存されています。特に歯根の形状がしっかり確認できるのは嬉しい限りです。マンモスの歯化石としては、最上級のコレクションの一つでしょう。種はウーリーマンモスになります。
商品スペック
商品ID | ot857 |
---|---|
年代 | 新生代第四紀(260万年前 -- 現在) |
学名 | パーフェクトコレクション!歯冠だけでなく歯根も堪能できるウーリーマンモスの歯化石のパーフェクトコレクション |
産地 | Russia |
サイズ | 18cm×16.5cm×8.7cm 1625g |
商品解説 | パーフェクトコレクション!歯冠だけでなく歯根も堪能できるウーリーマンモスの歯化石のパーフェクトコレクション |
マンモスとは?
人類 VS マンモス
先史時代の人類とマンモスとの関わりを示す様々な遺跡が見つかっている。ヨーロッパの洞窟では、旧石器時代に描かれたとされるマンモスの洞窟壁画が残されている。古代人は集団でマンモスの狩を行っていたと考えられているが、あの巨大なキバでの攻撃には相当てこずったであろう。
マンモスは長鼻目ゾウ科マンモス属に属する大型の哺乳類の総称である。現生のゾウの類縁にあたるが、直接の祖先ではない。
画像「マンモス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
時代と生息地域
約400万年前から1万年前頃(絶滅時期は諸説ある)まで。日本、シベリア以外のユーラシア大陸はもとより、アフリカ大陸・アメリカ大陸にも広く生息していた。特に南北アメリカ大陸に生息していたコロンビアマンモスは、大型・短毛で且つ最後まで生存していたマンモスとして有名である。現在は全種が絶滅している。
マンモスの巨大な牙
全長3.2mに達することもある巨大な牙が特徴である。これは現生の象からは考えられないほど巨大である。
画像「マンモス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
最も古いマンモス
最古のマンモスは、約500万~400万年前、北アフリカにおいて生まれたと考えられている。これはちょうど人類が祖先が発生したのと同じ時代。
マンモスの絶滅
更新世末期にあたる約4万~数千年前に、多くの大型哺乳類と共にマンモスは絶滅した。原因は未確定であるが、氷河期末期の気候変動に伴う植生の変化を原因とする説がある。その他の仮説としては、ヒトの狩猟の対象になったことを原因とするものがある。また、アメリカ大陸のコロンビアマンモスの化石の検証から、伝染病説が最近の有力な仮説として提唱されている。
ユタ州先史博物館 画像「マンモス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
今でも生きている?
最後のマンモスは、紀元前1700年頃に、東シベリアの沖合にある北極海(チュクチ海)上のウランゲリ島で狩猟されたという説が提起されている。また、1600年前後に、シベリアで山賊退治の騎士達が毛の生えた大きな象の目撃情報があるが、定かではない。まだまだロマンのつきない伝説の哺乳類であることは間違いなさそうだ。
パリ国立博物館 画像「マンモス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org