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乳白色と茶色の中間色が芸術的な色合いを成す、シダ類の幹と思しき珪化木/【ot735】
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素晴らしい味わいを持ったマダガスカル産珪化木です。
表皮を残しながら薄く平板カットしたタイプで、珪化木のカット方法としては一般的なものです。
こちらは年輪が形成されていないことから、おそらくシダ植物の幹の化石ではないかと推察されます。シダ植物がこれほど巨大になるのか?と疑問に思われる方もいるでしょう。古生代石炭紀には、高さ30mに達する巨大なシダ植物(カラミテスなど)が実在していました。シダ植物はコケ類などにはなかった維管束を持っていますので、中央に管状のものがあっても不思議ではありません。
それにしても美しいグラデーションです。
なんとも言えない不思議な味わいですが、見れば見るほどその美しさにため息が出ます。写真ではわかりにくいのですが、非常に微細な模様が広がっています。
念のため、解説をしておきますと、珪化木でも年輪のあるものは存在します。古生代ペルム紀に入ると、裸子植物が台頭し始めます。裸子植物、たとえばマツには年輪が存在します。裸子植物が珪化木になった場合、年輪のある珪化木になるというわけです。
茶色と肌色が無限のグラデーションを持って複雑な模様を形成しています。
風格があります。
おおよそ2cm弱の厚みがあります。
植物が化石となる場合、2つの道があります。一つは石炭、もう一つは、写真の珪化木です。その違いとは、組織が炭素によって置換されると石炭、シリカ(珪酸塩鉱物)によって置換されると、珪化木になる、というわけです。赤い部分は、シリカではなく、アイアンリッチな環境に触れたためと推察されます。
おおよそ10cm四方です。厚みがあるので、存在感があります。
いかがだったでしょうか。三畳紀のシダ類と思しき植物の幹の化石です。珪化木といいます。肌色と茶色の中間色が程よくグラデーションをなし、芸術的な色合いに仕上がっています。化石コレクションとしてはもちろん、高級インテリアとしても人気があります。
商品スペック
商品ID | ot735 |
---|---|
年代 | 中生代三畳紀(2億5100万 -- 1億9500万年前) |
学名 | 乳白色と茶色の中間色が芸術的な色合いを成す、シダ類の幹と思しき珪化木 |
産地 | Madagascar |
サイズ | 11cm×10.2cm×1.8cm |
商品解説 | 乳白色と茶色の中間色が芸術的な色合いを成す、シダ類の幹と思しき珪化木 表面が美しくポリッシュされた、色彩豊かな標本です。 |
珪化木とは?
珪化木(けいかぼく)は観賞用化石として大人気!
珪化木ができるには、樹木が朽ち果てる前に何らかの原因で土砂等に埋もれ、長い年月をかけて圧力を受ける必要があります。地中にある間に珪酸(ケイサン)を含んだ地下水が木の細胞にしみわたり圧力を受け続けるとシリカという物質に変化しカチコチに固まり化石になります。
世界各国で産出され、観賞用に高値で取引されています。
アリゾナ州、化石の森国立公園 画像「珪化木」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
アリゾナ州、化石の森国立公園 画像「珪化木」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.or