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完全2枚組の古代魚パラエロプス。やわらかく落ち着いた印象。本体計測27cm4kgに迫る重量。/【ot636】
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カライワシの仲間に属するパラエロプスと考えられる魚化石です。白亜紀前期から後期にちょうど後期にさしかかるアルビアン(おおよそ1億年前)にブラジルの浅海に生息していたと考えられます。2枚組!
白亜紀前期には、現世の魚とそれほど違いの無い形状の魚が世界中の海、淡水に生息していました。しかし、この頃、陸上は恐竜が闊歩しており、現世とは全く違う食物連鎖が展開されていました。もちろん海には、現世と違い、モササウルスなどの巨大な海棲爬虫類が存在していました。
背骨の立体感が特に素晴らしい標本です。また背びれの構造もかなりはっきり保存されており、全体として、柔らかい印象を受ける標本です。
写真では平面的に感じますが、実際には相当立体的です。尾びれの素晴らしい保存状態にもご注目ください。
もう1枚側。素晴らしい!
なぜ同じような化石が2枚あるのか。タマゴを割るように、中に化石が入っている、このタイプの化石をノジュール化石といいます。この岩体を上手に割ると、膨らんでいる側と凹んでいる側がそれぞれ1枚ずつ現れる、というわけです。場合によっては、一方が砕けてしまう場合が、その場合は、1枚のみになります。本標本のように、2枚一組で残っているものは希少です。合わせるとぴったりくっつきます。
このように、合わせると、見事にぴたっと合わさります。そもそもなぜこのような卵のような形になるのでしょうか。それは魚が死骸となると、タンパク質が分解され発生するアンモニアが水中の炭酸カルシウムを取り込み、死骸の周辺に堆積させていきます。それがいわば外部環境から死骸を守るバリアーの役目を果たします。その結果、一般にノジュールのなかに存在する化石は保存状態が良いものが多いです。
本体直線距離で27cmもあります。ぴったりと合わさる2枚組。ご覧の通り、軟らかく大きな印象を与える魚体で、各ヒレの保存状態も大変良好。背骨の立体感が素晴らしく、合わせて3850gと重厚な印象を併せ持っています。母岩と標本の色のコントラストも良く、落ち着いた味わいがあります。
商品スペック
商品ID | ot636 |
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年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 完全2枚組の古代魚パラエロプス。やわらかく落ち着いた印象。本体計測27cm4kgに迫る重量。 |
産地 | Brazil |
サイズ | 本体直線距離27cm 母岩含め31cm×14cm×7.5cm 3850g |
商品解説 | 完全2枚組の古代魚パラエロプス。やわらかく落ち着いた印象。本体計測27cm4kgに迫る重量。 |
この商品を購入されたお客様のお声
リーズナブルな価格交渉、誠にありがとうございました。ブラジル産アラリペ台地で見つかる魚化石でポピュラーに出土するベンクティフェル、ラコピレス、タッリアス・アラリペスに比べてネオプロシネテスと同様パラエロプス(ソトイワシ目)は、大変数が少ないと聞いていますので、嬉しい限りです。届いたパラエロプス魚化石は口元がおちょぼ口に見えてしまうのが、ご愛敬ですね?(笑)
東京都/男性
魚化石とは?
恐竜が地球に誕生するはるか昔から、魚類は地球の海を泳いでいました。 古生代前期にはダンクルオステウス等に代表される板皮類(はんぴるい)類が台頭し、中生代に入ると、現世の魚類と同じ形をした硬骨魚類(こうかくぎょるい)が 現れます。
ダンクルオステウス
ブラジル産の魚化石。現世に生息する硬骨魚類(こうかくぎょるい)と同じ仲間。