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分厚く幅広、白亜紀の海の支配者モササウルス歯化石/【ot491】
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ロングカーブで6.2cmという大ぶりのモササウルスの歯化石です。モササウルス科には実に20種類以上のグループ(属)があり、種まで含めると、膨大な分類になります。本標本は分類までは不明ですが、かなり大ぶりな分厚い歯化石であることは確かです。長さに加えて厚みがあります。
表面のエナメル質のパターンの保存状態は明瞭に確認できます。歯には、表面にわずか数mmのエナメル質があります。長年の時を経て化石化する際に、独特のパターンを獲得し、歯化石を楽しむときの大きな要素になります。
写真左側が根元、右側が先端になります。
根元の部分、すなわちアゴとつながっている歯根と言いますが、非常に分厚いことが分かります。モササウルスは当時の海の支配者として知られており、ほとんどのものを捕食したとされています。最近の研究で、モササウルス野中でも、最強の部類とされるプログナソドン属は、硬いアンモナイトを殻ごとかみ砕いて捕食していたことが分かっています。アンモナイトの殻をかみ砕くことができるのであれば、相手を選ばなかったでしょう。
海の強力なハンターは、たいていこのような分厚い歯根を有しています。これは切り裂くのではなく、かみ砕く、出血死を狙う、というより、噛み殺す、という戦略を持っていたことが分かります。新生代の主役、サメの仲間とは、歯の形が全く異なります。
この砲弾のような分厚い歯根。ど迫力です。分厚い歯を楽しむなら、この角度。
歯化石は樹木の年輪のような構造をしています。表面のエナメル質、その下のセメント層、中心の芯といったかたちです。根元を見ますと、その構造がよく分かります。
エナメル質が化石化することで、美しいグラデーションが現れます。
近づいてみると、表面は凹凸があり、複雑なパターンを持っていることが分かります。
100円玉との比較。いかにこの歯化石が幅広で、分厚いか、お分かりいただけると思います。
商品スペック
商品ID | ot491 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 分厚く幅広、白亜紀の海の支配者モササウルス歯化石 |
産地 | Morocco |
サイズ | カーブ計測6.2cm |
商品解説 | 分厚く幅広、白亜紀の海の支配者モササウルス歯化石です。 エナメルの質感が十分味わえる標本。 |
この商品を購入されたお客様のお声
今日無事にモノサウルスの歯の化石が到着しました。意外に小さかったですが迫力がありました。素晴らしい化石ありがとうございました。
山口県/男性
モササウルスとは?
なんでも食っていたモササウルス
モササウルス (Mosasaurus )は、白亜紀後期に生息していた肉食の海棲爬虫類。現在のオオトカゲ類に近い仲間だと考えられている。力強い尾と4本の櫂のような肢を持っていました。顎は蛇のように可動し、魚、亀、軟体動物、及び貝類を食料としていたと思われています。
画像「モササウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
顔面はワニそっくり
トカゲといっても、足はヒレであるので地上に上がることはなかった。顔はワニそっくり。体長は最大で12~3mであり、その後の時代を生きたメガロドンとほぼ同様のサイズである。今のオオトカゲやワニなどとは比べ物にならないほど大きい。12~3mと言うと大型バスよりもずっと大きい。
モササウルスの名前の由来
白亜紀後期、初めて発見されたオランダのモウサ川にちなんでいます。
パリの国立博物館 画像「モササウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
モササウルスが活躍した白亜紀後期とは
恐竜の時代である”中生代”は、三畳紀、ジュラ紀、白亜紀の3つに分類されるが、その中で、最も新しい時代である。恐竜が最も反映をしていた時代でもある。
モササウルスが覇を唱えていた時代は白亜紀後期であり、恐竜が絶滅する寸前まで世界中の海で大暴れしていました。
1780年オランダ マーストリヒトで発見されたモササウルスが人々を驚かせている様子。
画像「モササウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
モササウルスの化石・歯
比較的多く歯の化石が出回っているが、偽造品(母岩に歯を埋め込んだものが多い)も出回っているため注意が必要です。また、出土・保存状態によって品質はさまざまです。表面がエナメル質を保ち、かつルート(根元)が太いモササウルスの歯化石は意外に数が少なく価値が高いと言われています。