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表もうらも!両面見られる石炭紀のシダ植物化石/【ot449】
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古生代の石炭紀は、なぜ石炭紀と名付けられたのか?これは、イギリスの石炭のほとんどが、この時代に繁殖した植物の化石であることに由来してつけられたようです。植物が大繁茂した時代、石炭紀のシダ植物化石のご紹介です。
石炭紀は、いまからおよそ3億6000万年前から2億9900万年前にあたる時代をさします。この時代、植物ではシダが大繁栄した時代です。本標本は、米国産のシダ植物化石で、両面異なる表情でシダ植物が楽しめます。
シダ植物はさまざまな種類が石炭紀に出現していますが、中には、高さ30メートルや40メートルを超える大きな種もあり、鬱蒼としたグリーンワールドが広がっていたことでしょう。ちなみにこの時代、動物では両生類や哺乳類につながる祖先、トンボやゴキブリなどの昆虫類が繁栄しています。
シダ植物が鮮明に確認できます。モノトーン色でスタイリッシュですから、ちょっとしたインテリア化石にもなりますね。
断面です。厚みは1.2cmほど。
植物は、はじめて陸地に進出した生物ですね。大きく分けると、はじめに藻類が海にあり、陸にコケ類が上陸し、その後、シダ植物、裸子植物、被子植物へと次々に多様化を遂げていきます。シダ植物はかなり古い時代からあった植物タイプといえます。
シダ植物は、種子がなく、胞子で繁殖する植物の総称です。そして、栄養分のトンネルともいえる維管束(いかんそく)をもっていることが、シダ植物の特徴です。シダ類は、白亜紀末の大量絶滅にも生き残っているんですね。すごいことです。
商品スペック
商品ID | ot449 |
---|---|
年代 | 古生代石炭紀(3億6700万 -- 2億8900万年前) |
学名 | 表もうらも!両面見られる石炭紀のシダ植物化石 |
産地 | U.S.A |
サイズ | 8cm×6.5cm×厚1.2cm |
商品解説 | 表もうらもシダ植物化石を見ることができます。 気分に合わせて、柄の異なる表と裏を替えて飾ると楽しそうです。 |
15個セットとは?
1、三葉虫
古生代の代表選手
三葉虫は、古生代世界中に生息した海の生物です。古生代の前半に繁栄し、古生代終わりに絶滅しました。三葉虫の種類はわかっているだけで1万種もあると言われています。15個セットに入っている三葉虫は5億5000万年前のものです。
2、貝
生きた化石
貝は、約5億年前の古生代カンブリア紀から現代まで生き続けている、「生きた化石」ともいえます。本標本は、中生代白亜紀のもので、約1億年前の化石です。
3、恐竜の骨
恐竜は、中生代の世界中に生息した巨大生物です。恐竜の死後、土の中で内臓などは朽ちてなくなりますが、骨や歯は化石として残ります。本標本はジュラ紀のもので、約1億5000年前の化石です。
4、サメの歯
生きている間生え変わる!?
サメの歯は生きているあいだずっと生え変わります。サメが一生に使う歯は数千本になるともいわれています。サメは、現生のものも多く出回っていますが、本標本は新生代前期のサメの歯で、かなり古いものです。
5、木
奇跡のタイミングが必要!木の化石
とてもめずらしい木の化石です。木の化石は周りの環境の条件が整わないとできません。砂や火山灰などがタイミングよく降りかかって木の腐敗を防いだあと、ミネラルを含んだ水がしみこんだのち、数百万年かけてやっと化石となるのです。
6、ウニ
刺皮(きょくひ)動物って何?
ウニは刺皮動物といいます。ヒトデもその仲間です。刺皮動物は、「5」の数が基本になっています。たとえば、ウニのとげ、足を全部ぬいたあと上から見ると、5本の線が現れます。そういえば、ヒトデもウデは5つですよね!刺皮動物は、恐竜がいた中生代ジュラ紀から海に生息していました。
7、モササウルス
海の王者
モササウルスは、白亜紀後期の海に生きた10メートルの大きさを誇る海生はちゅう類です。太くて固い歯で、アンモナイトや魚に食いついていました。モササウルスは「マース川のトカゲ」という意味です。1770年代、オランダのマース川というところで、地元のお医者さんが発見した下あごがモササウルスだったので、この名前が付けられたそうです。
8、オルソセラス
折れやすかった、真っ直ぐな貝
オルドビス紀中期に出現した「まっすぐな角」という意味の生物です。別名「直角貝」とも言われています。形は貝に似ていますが、オルソセラスはイカやタコの仲間です。直錐や円錐の形のなかに軟体動物が入っていました。殻がまっすぐで折れやすかったために絶滅したと言われています。
9、ウミユリ
実は動物!ウミユリ
海に咲くユリの花のようにみえるので「ウミユリ」と呼ばれていますが、実は動物です。ウミユリもウニと同様、刺皮動物で、触手の根元の断面をみると、やはり5角形になっており、数字の5にまつわる体つきをしています。
10、シダ
茎、根、葉に分かれていて、維管束(水分を運ぶ管)があるのがシダ植物の特徴です。シダ植物は、古生代石炭紀、約3億年前の地層からとれる、石炭の源になっているものです。この標本はケンタッキー州で産出されました。
11、フリズナ
示準化石
フリズナは古生代石炭紀からペルム紀の、約3億5000万年~2億5000万年前に生きていた単細胞生物です。フリズナの形は、時代が変化するとともに変わっているので、その形を見れば地層の年代がわかります。このように地層の年代が分かる化石を「示準化石」とよんでいます。アンモナイトなども代表的な示準化石のうちの1つです。
12、ツノサンゴ
示相化石
この標本は古生代デポン紀、約4億年前の化石です。サンゴが採れる場所は暖かい海だった証拠です。このように、当時の環境を調べる上で、推測できる化石を示相化石と言います。
13、恐竜のウンチ
ウンチが研究に役立つ!
中生代ジュラ紀の恐竜のウンチの化石です。まさか臭うの!?と思った方。ぜひ化石セットが到着したら臭ってみてください!大丈夫、今はもう無臭です。うんちの化石を研究すると恐竜が何を食べたかがわかるので、研究に大いに役立っています。
14、アンモナイト
古生代デポン紀に出現し、恐竜の絶滅とともにいなくなった生物です。種類が多く、約1万種いたとされています。世界中の海に生息していたので、フリズナと同様「示準化石」となっています。
15、コハク
樹液の化石
コハクは、木の樹液が染み出して地中にたまり、そのまま化石になったものです。純度の高いコハクや虫がはいったコハクは高く取引されています。このコハクは100万年前のものです。