不思議な模様グラデーションを楽しもう。鉱物メノウ 鉱物 販売

不思議な鉱物メノウです。一見、木の化石のケイカボクのように見えますが、その形成過程が全く異なります。ケイカボクは木が長い時間をかけて堆積し圧力を受けて、化石化していったものです。その過程で様々なケイ酸塩鉱物に置換され、カチコチの、あのケイカボクが形成されています。一方、メノウは、マグマなどの超高温の岩石が冷却されるプロセスで生成する空洞などにケイ酸塩鉱物を含む水溶液が流入することで、このような面白い模様が生まれます。一見似ている両者ですが、その生成過程は全く異なっています。

白く透明な部分は、おそらく石英質の鉱物です。こういったマグマ等の火山活動によって生成する岩石を火成岩（かせいがん）と言います。

ケイカボクは、置換される鉱物によっては、鉄分を多く含む赤色の標本がありますが、メノウはコバルトを含むと鮮やかなブルーになったりと、さまざまに呈色します。この標本は、しぶい茶系と透明から白を中心としたシックな色合いです。

石英は透過性があるため、光を通します。

工夫によっては、あっと驚く展示ができそうですね。

表面は美しく磨かれています。５１５ｇと重量感があり、厚みも２ｃｍあるため、しっかりとした印象を受けます。