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素晴らしい産状。ポジとネガを堪能できるブラジル産の魚化石(カマスの仲間)。/【ot1098】
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ブラジル産の大きな魚化石。カマスの仲間です。全形が見える見事な保存状態。ネガとポジにしっかりと分かれた産状にもご注目下さい。
こちらがポジ側。ポジとネガをご説明するためには、まずノジュールの生成過程について簡単にご説明します。魚が死に絶えた後、魚体から発生するアンモニアと水中の炭酸カルシウムが反応して、魚体の周りに集積します。結果、泥の玊のようになり、堆積して化石となったものがノジュールです。ハンマー等で割ると、化石が浮き出ている側と凹んでいる側に分かれることがあります。前者をポジティブサイド、後者をネガティブサイドと言います。凸部、凹部と言うと分かりやすいでしょうか。
ポジ側の特徴はふくらんでいること、化石の本体がついていることの2点です。黒い部分は化石本来の組織になります。
尾部までしっかりと残っており、特徴的な縦長の鱗が確認できますね。迫力あります。
こちらが頭部。御覧ください!この突き出した細長く力強い吻部を。肉食性の魚類、カマスの仲間と推察されます。
特徴的な縦に長い鱗。非常に状態が良いです。
写真で判りづらいかもしれませんが、手前に膨らんでいます。
こちらは尾ビレに続くセクション。ほとんど欠損がありません。
全景。頭部から尾部までびっしりと並んだ鱗に目を奪われます。
一方で、こちらはネガティブサイド。凹部です。
頭部のこの箇所だけ凸部になっています。ポジ、ネガといっても、片方がすべてポジということはなく、混ざっている場合がほとんどです。
こちらは写真中央が凹んでいます。純粋なネガ一色です。
ここまでネガティブ一色というのは、大変めずらしい。
合わせると見事にぴったり。それも当然。もともとは一つの化石です。
ポジとネガが完全に揃った標本です。希少です。
頭部エラ付近だけ、入れ替わっているのも面白いです。
このセクションはしっかり分かれています。
こちらも同様。
100円玉との比較。全長50cmを超える立派な魚化石です。恐竜時代の汽水域で活き活きと泳ぎ回っていた肉食のカマスの仲間の化石です。
商品スペック
商品ID | ot1098 |
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年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 素晴らしい産状。ポジとネガを堪能できるブラジル産の魚化石(カマスの仲間)。 |
産地 | Ceara, Brazil |
サイズ | 本体直線距離53.5cm / 母岩含め全体53.5cm×11cm×厚9.5cm |
商品解説 | 素晴らしい産状。ポジとネガを堪能できるブラジル産の魚化石(カマスの仲間)。 |
魚化石とは?
恐竜が地球に誕生するはるか昔から、魚類は地球の海を泳いでいました。 古生代前期にはダンクルオステウス等に代表される板皮類(はんぴるい)類が台頭し、中生代に入ると、現世の魚類と同じ形をした硬骨魚類(こうかくぎょるい)が 現れます。
ダンクルオステウス
ブラジル産の魚化石。現世に生息する硬骨魚類(こうかくぎょるい)と同じ仲間。