非常に希少！個性的！フエダイ科と思しき古代魚。ブラジル産。 化石 販売

ブラジル・セアラ州のサンタナフォーメーション産の魚化石をご紹介します。今回は、同産のなかでも非常に珍しい標本です。セアラ産に限らず、魚化石のなかでも、非常に希少です。

いったいこのフォルムは？一般的な魚と比べると、明らかに体高があり、大きな尾びれ。

口をすぼめたような独特の吻部です。

盛り上がった額の部分。

骨１本１本が非常に太くがっしりしています。

尾部から続く尾骨も太い。

迫力ある尾ビレの骨。

上述の特徴から、スズキ目のフエダイと考えられます。一見マンボウのように見えなくもありませんが、セアラ州は白亜紀当時、汽水域だったことを考えると、遠洋域で見つかるマンボウとは考えにくいですし、マンボウ特有の大きく下部に下がった腹ビレの痕跡が見えません。

少しとぼけたような顔面の造りや、すぼめた口、太い骨、大きく膨らんだ尾ビレなどの特徴は、スズキ目のフエダイ科の魚と一致します。現世のフエダイ科の魚類は、沿岸の岩礁に棲みつくことから、当時の環境（汽水域）とも一致します。

骨の１本１本が太い。

最大部３６．５ｃｍと非常に立派な化石です。また、母岩の分量が少ないのにもかかわらず、４ｋｇを超える重量があります。

反対側。ノジュールを削り出したと思われる構造です。平置きも可能ですが、写真のようにスタンド置きをすると、飾り映えします。

一般の魚化石とは明らかに異なるフォルムは、ひと目を引きます。ブラジル・セアラ州のサンタナフォーメーション産の魚化石のスター的存在、アミアのような凶暴な顔つきをしているわけではありませんが、どことなく牧歌的な顔つきに、親しみを感じます。

１００円玉との比較。いかに本標本は大きなものであるかお分かりいただけますか。白亜紀の海を生き生きと泳いでいる姿が浮かびませんか？