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縦筋模様の特徴を良くとらえた、肉食恐竜スピノサウルスの歯化石(Spinosaurus)/【di889】
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スピノサウルスらしい、表面の縦シワがよく保存された標本をご紹介します。
ワニ?と思われた方。たしかに、ワニの頭部そっくりですね。こちらが、北アフリカの肉食恐竜、スピノサウルスです。細長く、大きな口をしたスピノサウルスは、多数の歯があり、その形状は実際ワニのそれによく似ています。
こちらが全体のフォルム。一度みたら決して忘れることのできない強烈な印象の恐竜です。最大体長は17メートル程度といわれていますから、小学校の25mプールにすっぽり収まるくらいのサイズ。水浴びも大変です。
さて、水浴びとは冗談ですが、スピノサウルスは水辺を餌場とする恐竜だと考えられています。魚を主に食するとされる彼らの歯は、ヌメヌメ、つるつるした魚の表面に対応すべく、表面に縦の筋模様がついています。これは、突き刺した魚がすべって抜けないようにするためのものと考えられています。
本標本はその表面の溝がよく保存されたもので、歯冠部(歯が実際見えている箇所全体がこの縦筋が確認できる、特徴がよく表れた歯化石です。
こちらが歯の断面です。
ロングカーブ計測5.6センチ。こうやって見ても、縦筋模様がよく目立ちます。
スピノサウルスの歯化石をコレクションしてみませんか。
商品スペック
商品ID | di889 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 縦筋模様の特徴を良くとらえた、肉食恐竜スピノサウルスの歯化石(Spinosaurus) |
産地 | Morocco |
サイズ | ロングカーブ計測5.6cm |
商品解説 | 縦筋模様の特徴を良くとらえた、肉食恐竜スピノサウルスの歯化石(Spinosaurus) |
スピノサウルスとは?
スピノサウルスの歯の特徴
例えるなら、「かっちかちの石のたけのこ」です。見た目はたけのこみたいでやわらかそうですが、手にするとずっしり重くて冷たいです。こんな尖った石のような歯が古代の水辺で毎日のように魚に突き刺さりまくっていたとは・・・。魚も即死どころのさわぎではなく、一瞬でこの石のたけのこが何本もささり原型をとどめていなかったことでしょう。
スピノサウルスの名前の由来
トゲのあるトカゲの意味。1915年にエジプトで発見。ジュラシックパーク3でティラノサウルスとの一戦以来人気が爆発。
スピノサウルスのサイズ
実は肉食恐竜最大の17m(ティラノサウルスは13m)。体重は4トン。
スピノサウルスの特徴
ワニのような細長い鼻面で、背中には1.8メートルにもなる大きな帆をもつ。この帆は脊椎骨から一本一本直接延長したもので、それらを皮膚がつないでいる(うちわのような構造)。雄同士の威嚇、体温調整の役目があったとされる。
スピノサウルスの食性
口元はワニのような形状をしていることから、魚食性だったと考えられてる。歯の化石はセレーションがなく表面に溝があり魚などを串刺ししやすい構造になっている。
ちなみにかつてはセレーションがないことから肉食でもスカベンジャー(死肉食者)とされていたが、最近になって顎の先端部分が見つかり、ワニのような口をしていたことが分かった。
画像「スピノサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
スピノサウルスの化石は多くが第2次大戦で失われてしまったので、まだまだ全身の復元は進んでいない。
スピノサウルスのかぎ爪
肉食恐竜らしい獰猛なカギ爪は「つかんだ獲物は逃がさない」といわんばかりの湾曲具合。当店でも取り扱っています。
左からスピノサウルス、ギガノトサウルス、カルカロドントサウルス、ティラノサウルス、マプサウルス
画像「スピノサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org