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筋模様が鮮明に保存された、伸びやかなスピノサウルスの歯化石(Spinosaurus)/【di857】
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表面の筋模様がよく保存された、スレンダータイプのスピノサウルスの歯化石をご紹介します。
スピノサウルスは、地質時代で中生代の白亜紀(約1億年前)の北アフリカ大陸に生息した巨大肉食恐竜です。「棘のあるトカゲ」を意味するスピノサウルスですが、これは背中の脊椎骨から伸びたトゲをさしています。最大17メートルとも考えられているスピノサウルスですが、トゲの部分だけで高さ1.5メートルもあったとされています。この巨大さ、人間の想像を超えた生物です。
本標本の特徴はこの綺麗なスジ模様です。魚食性のスピノサウルスのは、歯の特徴として縦にご覧のような筋が入っています。
この溝とも筋ともいえる縦模様は、ぬめぬめする魚などを突き刺した際に、簡単に抜けないように摩擦を生じる機能であったようです。
機能的な歯です。本標本は、この筋がはっきりと見られます。素晴らしい保存状態といえます。
ルート部。カッチカチです。
ロングカーブ計測で6センチ。
すーっと伸びやかなスレンダータイプ。
ルート部もきれいです。
思わず触りたくなる表面の筋模様と上質なエナメル質。スピノサウルスのスレンダータイプの歯化石でした。
商品スペック
商品ID | di857 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 筋模様が鮮明に保存された、伸びやかなスピノサウルスの歯化石(Spinosaurus) |
産地 | Morocco |
サイズ | ロングカーブ計測6cm |
商品解説 | 筋模様が鮮明に保存された、伸びやかなスピノサウルスの歯化石(Spinosaurus) |
スピノサウルスとは?
スピノサウルスの歯の特徴
例えるなら、「かっちかちの石のたけのこ」です。見た目はたけのこみたいでやわらかそうですが、手にするとずっしり重くて冷たいです。こんな尖った石のような歯が古代の水辺で毎日のように魚に突き刺さりまくっていたとは・・・。魚も即死どころのさわぎではなく、一瞬でこの石のたけのこが何本もささり原型をとどめていなかったことでしょう。
スピノサウルスの名前の由来
トゲのあるトカゲの意味。1915年にエジプトで発見。ジュラシックパーク3でティラノサウルスとの一戦以来人気が爆発。
スピノサウルスのサイズ
実は肉食恐竜最大の17m(ティラノサウルスは13m)。体重は4トン。
スピノサウルスの特徴
ワニのような細長い鼻面で、背中には1.8メートルにもなる大きな帆をもつ。この帆は脊椎骨から一本一本直接延長したもので、それらを皮膚がつないでいる(うちわのような構造)。雄同士の威嚇、体温調整の役目があったとされる。
スピノサウルスの食性
口元はワニのような形状をしていることから、魚食性だったと考えられてる。歯の化石はセレーションがなく表面に溝があり魚などを串刺ししやすい構造になっている。
ちなみにかつてはセレーションがないことから肉食でもスカベンジャー(死肉食者)とされていたが、最近になって顎の先端部分が見つかり、ワニのような口をしていたことが分かった。
画像「スピノサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
スピノサウルスの化石は多くが第2次大戦で失われてしまったので、まだまだ全身の復元は進んでいない。
スピノサウルスのかぎ爪
肉食恐竜らしい獰猛なカギ爪は「つかんだ獲物は逃がさない」といわんばかりの湾曲具合。当店でも取り扱っています。
左からスピノサウルス、ギガノトサウルス、カルカロドントサウルス、ティラノサウルス、マプサウルス
画像「スピノサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org