- 化石セブン【HOME】
- 化石販売
- 恐竜の化石販売
- その他の獣脚類の化石
- スコミムスの化石販売
- ティラノサウルス・レックスを凌ぐ希少性!スコミムス(Suchomimis tenerensis)歯化石
ティラノサウルス・レックスを凌ぐ希少性!スコミムス(Suchomimis tenerensis)歯化石/【di841】
日本全国送料0円 この商品について質問する 探して欲しい商品がある
SOLD OUT 売却済み | スマホ向けサイトのトップページはこちら
レア中のレア!と言っても言葉が浮かない標本、スコミムスの太い歯化石です。
ご覧通り、保存状態も上等です。一部エナメル質が剥がれていますが、標本のクオリティは一級です。
ロングカーブ計測(といってもほとんど直線ですが)で、5.2cm。スコミムスの歯化石として平均的かやや大きいでしょう。
スコミムスをご存じない方のために少し解説いたします。スコミムスは、獣脚類亜目スピノサウルス科に属する肉食恐竜で、現在のアフリカ大陸にあたる地域に生息していました。分類名にもあるように、スピノサウルスと似た体躯と食性を持っていたと推察されます。スピノサウルスと同様に多数の歯を長い口に並べ、背中にはスピノサウルスと同様に帆があったとされています。名はスピノサウルスのほうが知られていますが、化石の希少性という点では、スコミムスに軍配が上がります。ティラノサウルス・レックスの歯化石と比較しても、同様です。
黒光りする独特の味わいが特徴の一つです。
スコミムスはスピノサウルスと同様に、魚食性と考えています。歯化石の形や特徴もよく似ています。ご覧のように真円に近いルートを持ち、ほぼ真っ直ぐの太い歯冠を持っています。魚を突き刺しホールドするには最適のかたちです。このような歯が長い顎に無数に並んでいました。
非常に状態の良い歯化石です。様々な角度から撮影しましたので、ご覧下さい。
いかがだったでしょうか。恐竜の歯化石コレクション希少性ランキングなるものが存在すれば、ティラノサウルス・レックスを凌いで、間違いなくトップ近辺にランクインすることでしょう。歯化石コレクションを完成させるための、マストアイテムです。
商品スペック
商品ID | di841 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | ティラノサウルス・レックスを凌ぐ希少性!スコミムス(Suchomimis tenerensis)歯化石 |
産地 | Niger |
サイズ | ロングカーブ計測5.2cm |
商品解説 | ティラノサウルス・レックスを凌ぐ希少性!スコミムス(Suchomimis tenerensis)歯化石 Gadafoua,Tenere Niger |
スコミムスとは?
超巨大ワニの怪獣スコミムス
「ワニもどき」を意味するスコミムスは、中生代白亜紀中期(1.2~1.1億年前)にアフリカのサハラに生息していた11mの巨大な怪獣です。
スコミムスは、映画”ジュラシックパーク3”でT-rexと壮絶な戦いを演じ勝利した、あのスピノサウルスの仲間で、当時、水で溢れていたサハラの王者として君臨していました(※スピノサウルスはスコミムスが 台頭した、少し後に現れます)。
超巨大ワニ?
スコミムスは、他の巨大な獣脚類たとえばティラノサウルスなどと違い、非常に長細い頭部骨格を持っていました。歯は鋭いというよりも太く、やや後方に反り返るように伸びていました。頭部骨格が現生のワニ、特にクロコダイルをそのまま巨大化したような恐ろしい外観から、主に魚類を獲物にしていたのではないか、と考えられています。その点では、まるで、現在のインドに存在するガビアルが超巨大化化したようなクリーチャーであったといえるかもしれません。
巨大魚を食いちぎるパワー
全体的な外観の印象から、非常に厚みがある巨体をしており、大変力強く、恐ろしい恐竜であることが分かります。実際、当時世界的に反映していた巨大魚レピドテスをばりばり食べていたのでしょう。信じられないことに、このレピドテスは我々人間ほどの大きさがあるのです。2-3匹まとめて一飲みしたのでしょうか。しかも、このレピドテスは現在の魚のようなやわらかい鱗ではありません。硬骨魚と呼ばれ、全身を骨のような硬い鱗で完全防護していました。それにも関わらず・・・、まったく凄まじいアゴ力(ぢから)です。
オーバーヒートするほどの巨体
スコミムスはその巨体から体温が上昇しやすい特徴があったのでしょうか、背骨を大きく肥大させることで、体の表面積を増していました。これにより、体温を迅速に逃がすことができたと考えられています。この身体的特徴は、スピノサウルス科の恐竜に共通です。
バリオニクスとの関係
このスコミムスはたびたび、同じ時代に同じ場所で繁栄した巨大肉食獣のバリオニクスと比較されます。バリオニクスは非常に大きなカギ爪を持っていることで有名ですが、全体的な印象としては、スコミムスを一回り小さくしたような外観をしています。その為、バリオニクスはスコミムスの幼少期ではなかった、と主張する古生物学者もいます。
画像「バリオニクス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
発見と名前の由来
スコミムスは最も著名な恐竜発掘学者の一人であるポール・セレノ博士らによって1997年にニジェールのテネレ砂漠で発見されました。博士らは、全身骨格の2/3を発掘し、ほぼ全身の外観を明らかにすることに成功しました。現生のワニによく似ていることから、「ワニもどき」の意味を持つ、スコミムスという名が付けられました。
画像「スコミムス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org