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極太の魅力に取り憑かれてください!!スピノサウルス巨大歯(Spinosaurus)/【di660】
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スピノサウルスの極太歯の登場です。
長い方に沿って13cmもある長さを全く感じさせない「太さ」が特徴です。ふつう、13cmもあれば、長く感じるものですが、この歯は、むしろ太さの方が目立ちます。いかに厚みがあるのか、お分かり頂けることでしょう。
歯根部分。
スピノサウルスの歯の特徴は、セレーションが存在しないことです。セレーションとは、ステーキナイフで言うところの、「ぎざぎざ」の部分のことです。ステーキナイフのぎざぎざの部分の機能は、肉を「切る」ために特化しているわけですが、このスピノサウルスの歯には、その機能がなかったのかもしれません。その代わりに、分厚い肉を噛み砕く機能がずば抜けて高かったに違いありません。通常、こういった槍系(やりけい)の歯の持ち主は魚食性だったとされるようですが、「このような極太歯でなければ食せない魚とは?」と疑問を呈したくなるほどの厚みです。きっと、水辺に来る恐竜も、この歯の持ち主の犠牲になったに違いありません。
いくつかのティラノサウルス・レックスの極太歯を触った感触を思い出しながら比較しても、なお驚かされるスピノサウルスの歯。厚みという点では、レックスを上回るかもしれません。
レックスも、他の獣脚類に比較すると、より太く厚みがあると言われています(部位によりけりですが)が、やはり噛み砕く、という点に執着すれば、スピノサウルスの歯に分があるように思えます。
断面を見ると、フットボールの形ではなく、真ん丸の形をしています。
この歯にグサっとやられては、一たまりもなかったに違いありません。このような歯が幾重にも連なったあごをもつスピノサウルスというクリーチャーは、まさに、生まれながらのハンターと言える存在です。
この歯を握ると、極太の魅力に憑りつかれることでしょう。
商品スペック
商品ID | di660 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 極太の魅力に取り憑かれてください!!スピノサウルス巨大歯(Spinosaurus) |
産地 | Kem Kem basin, Morocco |
サイズ | ロングカーブ計測 13cm |
商品解説 | 極太の魅力に取り憑かれてください!!スピノサウルス巨大歯(Spinosaurus) |
スピノサウルスとは?
スピノサウルスの歯の特徴
例えるなら、「かっちかちの石のたけのこ」です。見た目はたけのこみたいでやわらかそうですが、手にするとずっしり重くて冷たいです。こんな尖った石のような歯が古代の水辺で毎日のように魚に突き刺さりまくっていたとは・・・。魚も即死どころのさわぎではなく、一瞬でこの石のたけのこが何本もささり原型をとどめていなかったことでしょう。
スピノサウルスの名前の由来
トゲのあるトカゲの意味。1915年にエジプトで発見。ジュラシックパーク3でティラノサウルスとの一戦以来人気が爆発。
スピノサウルスのサイズ
実は肉食恐竜最大の17m(ティラノサウルスは13m)。体重は4トン。
スピノサウルスの特徴
ワニのような細長い鼻面で、背中には1.8メートルにもなる大きな帆をもつ。この帆は脊椎骨から一本一本直接延長したもので、それらを皮膚がつないでいる(うちわのような構造)。雄同士の威嚇、体温調整の役目があったとされる。
スピノサウルスの食性
口元はワニのような形状をしていることから、魚食性だったと考えられてる。歯の化石はセレーションがなく表面に溝があり魚などを串刺ししやすい構造になっている。
ちなみにかつてはセレーションがないことから肉食でもスカベンジャー(死肉食者)とされていたが、最近になって顎の先端部分が見つかり、ワニのような口をしていたことが分かった。
画像「スピノサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
スピノサウルスの化石は多くが第2次大戦で失われてしまったので、まだまだ全身の復元は進んでいない。
スピノサウルスのかぎ爪
肉食恐竜らしい獰猛なカギ爪は「つかんだ獲物は逃がさない」といわんばかりの湾曲具合。当店でも取り扱っています。
左からスピノサウルス、ギガノトサウルス、カルカロドントサウルス、ティラノサウルス、マプサウルス
画像「スピノサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org