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大ぶりできれい!両面に縦の筋模様が保存された、スピノサウルスの歯化石(Spinosaurus)/【di595】
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ロングカーブ8.5cmスピノサウルスの歯化石です。筋模様がよく保存されている標本です。
北アフリカ?大陸に生息したスピノサウルス。肉食恐竜で最大サイズに成長したといわれる、スピノサウルスの歯はほかの大型恐竜にくらべ、とってもユニークです。
というのは、スピノサウルスの歯は、円錐形の歯をしていて、ふちにはギザギザがないのです。ご覧のように、細くワニのようなアゴの中に、ずらずらっと円錐状の歯が並んでいます。ティラノサウルスのなどの歯とは、全く異なる形です。
ベージュ色にみえるところは、アゴの中に埋もれていた部分で、歯根(しこん)と呼ばれます。先端から中央にかけて茶色にみえるところが、歯として実際に見えていた部分で、歯冠(しかん)と呼ばれます。
こうして歯根を指ではさんで持つと、歯根部にかなりの重みを感じます。これだけ厚みをもつルート部があれば、動く獲物を突き刺して仕留めたとしても、なるほど頑丈なはずです。
自然光で見ると、少し濃いめに映ります。この写真の色に近いかもしれません。
先端部にかけてのアップ。スピノサウルスの歯に特徴づけられる、表面の筋模様がきれいに保存されています。
これが歯の根元部分です。切り立った崖のよう。
所有感の得られるサイズです。
真っ直ぐで、気持ちの良い、きれいな形です。
こんな風に、ケースに飾ってコレクションとして楽しんでは。
表面の筋模様が両面とも保存された、良質標本。恐竜の歯化石をプレゼントにリクエストされた方にも、喜んでいただける満足サイズです。
商品スペック
商品ID | di595 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 大ぶりできれい!両面に縦の筋模様が保存された、スピノサウルスの歯化石(Spinosaurus) |
産地 | Morocco |
サイズ | ロングカーブ8.5cm |
商品解説 | 両面に縦の筋模様が保存された、保存状態の良いスピノサウルスの歯化石(Spinosaurus)が登場です。 スピノサウルスの歯化石の特徴である、縦に入る筋模様が両面に確認ができます。 この筋模様は、スピノサウルスが主食とする魚類の獲物を捕らえるときに効果的な役割でした。 歯に縦筋が入ることで、わずかな溝が生まれます。 粘膜性で体表がぬめぬめしている魚類を、スピノサウルスは歯で突き刺して仕留めます。 この際、歯の溝にあるわずかな隙間によって摩擦が生じ、仕損じることなく捕まえられたと考えられています。 この歯の特徴は、同じく魚類を主食とする現生のワニによく似ています。 |
スピノサウルスとは?
スピノサウルスの歯の特徴
例えるなら、「かっちかちの石のたけのこ」です。見た目はたけのこみたいでやわらかそうですが、手にするとずっしり重くて冷たいです。こんな尖った石のような歯が古代の水辺で毎日のように魚に突き刺さりまくっていたとは・・・。魚も即死どころのさわぎではなく、一瞬でこの石のたけのこが何本もささり原型をとどめていなかったことでしょう。
スピノサウルスの名前の由来
トゲのあるトカゲの意味。1915年にエジプトで発見。ジュラシックパーク3でティラノサウルスとの一戦以来人気が爆発。
スピノサウルスのサイズ
実は肉食恐竜最大の17m(ティラノサウルスは13m)。体重は4トン。
スピノサウルスの特徴
ワニのような細長い鼻面で、背中には1.8メートルにもなる大きな帆をもつ。この帆は脊椎骨から一本一本直接延長したもので、それらを皮膚がつないでいる(うちわのような構造)。雄同士の威嚇、体温調整の役目があったとされる。
スピノサウルスの食性
口元はワニのような形状をしていることから、魚食性だったと考えられてる。歯の化石はセレーションがなく表面に溝があり魚などを串刺ししやすい構造になっている。
ちなみにかつてはセレーションがないことから肉食でもスカベンジャー(死肉食者)とされていたが、最近になって顎の先端部分が見つかり、ワニのような口をしていたことが分かった。
画像「スピノサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
スピノサウルスの化石は多くが第2次大戦で失われてしまったので、まだまだ全身の復元は進んでいない。
スピノサウルスのかぎ爪
肉食恐竜らしい獰猛なカギ爪は「つかんだ獲物は逃がさない」といわんばかりの湾曲具合。当店でも取り扱っています。
左からスピノサウルス、ギガノトサウルス、カルカロドントサウルス、ティラノサウルス、マプサウルス
画像「スピノサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org