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北アフリカの荒くれ者!ロングカーブ11.2cm!ぷっくりぶっといスピノサウルスの歯化石(Spinosaurus)/【di526】
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この歯はそうとうぶっといですよ!11.2cmのロングカーブ。北アフリカの荒くれ者!史上最大の肉食恐竜のスピノサウルス(Spinosaurus)の歯化石です。
北アフリカ大陸で主に発見されるスピノサウルスは、謎の多い肉食恐竜として、研究者の間で特異な存在のようです。
なぜ謎が多いのか。それは、彼らの骨化石は、まだ断片的なものしか見つかっていないことがあげられます。全身骨格は、1915年にドイツの考古学者エルンスト・シュトローマーによって発見された1体しか報告がないのです。それも、第二次世界大戦の戦禍に巻き込まれ、焼失してしまったので、現在では見ることができません。
その後、こうやって歯化石は発見されるのですが、全身骨格の状態の良いものは未だ発見されていないという、不思議な恐竜なのです。
さらなる彼らの謎はこの歯の形です。スピノサウルスは、肉食恐竜であるのに、どうして他の肉食恐竜のようなステーキナイフ状の歯の形をしていないのか。歯のふちには、T-rexやカルカロドントサウルスにみられるような、ギザギザのセレーションはありません。
そして、全体のフォルムもこのように円錐形です。
さらにさらに、表面にはトップチップにかけて縦に走る溝の模様があります。
背中に帆のある、細長の頭部をもつ不思議な巨大肉食恐竜スピノサウルス。研究者は、彼らの食性を円錐形の歯の形から調べたところ、どうやらワニなどの魚食性は虫類に共通する形だということを突き止めました。
スピノサウルスが魚食性であろうと思われる根拠は以下のような例でも挙げられます。
バリオニクスという名前の、スピノサウルスのグループに属すイギリスの肉食恐竜の胃から、魚のウロコが発見されています。バリオニクスは、スピノサウルスのように、背中に大きな帆はないものの、細長い形状の頭部など、体型がスピノサウルスに類似しています。そのことから、スピノサウルスの食性を考える上で、参考にされる恐竜です。
いずれにせよ、肉食恐竜であるスピノサウルスが、他の恐竜のように、いわゆる“D”字形の歯をもたず、全く異なる路線で生き延びていき巨大化したことに、非常に興味をそそられます。
本標本は、トップチップが若干すり減っていますが、もし先端部が保存されていれば13~14cmもある、大きな歯であることでしょう。
最大周長9.8cm。手にもつとずっしりきます。かなり丸みを帯びたぷっくりした歯の形で、巨大な肉食恐竜に生えていたそれと感じさせてくれます。ぶっとく、重い、11.2cmというサイズにして、リーズナブルな価格でのご紹介です。
商品スペック
商品ID | di526 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 北アフリカの荒くれ者!ロングカーブ11.2cm!ぷっくりぶっといスピノサウルスの歯化石(Spinosaurus) |
産地 | Morocco |
サイズ | 11.2cm(本体ロングカーブ最長部) |
商品解説 | ロングカーブ11.3cm、スピノサウルスの歯のぶっとい歯化石が登場です。 本標本は、モロッコで発掘された、白亜紀に生きた肉食恐竜スピノサウルスの歯です。 特徴は、厚みがあること。 最大周長さ9.8cmと、力強く大きな歯です。 先端部分の欠けが見られるため、リーズナブルな価格でのご紹介です。 先端が保存されていれば、13~14cmの巨大歯であったことでしょう。 本標本はずっしりと重さがあります。 史上最大の肉食恐竜の歯を持つ喜びを感じさせてくれる歯化石です。 |
スピノサウルスとは?
スピノサウルスの歯の特徴
例えるなら、「かっちかちの石のたけのこ」です。見た目はたけのこみたいでやわらかそうですが、手にするとずっしり重くて冷たいです。こんな尖った石のような歯が古代の水辺で毎日のように魚に突き刺さりまくっていたとは・・・。魚も即死どころのさわぎではなく、一瞬でこの石のたけのこが何本もささり原型をとどめていなかったことでしょう。
スピノサウルスの名前の由来
トゲのあるトカゲの意味。1915年にエジプトで発見。ジュラシックパーク3でティラノサウルスとの一戦以来人気が爆発。
スピノサウルスのサイズ
実は肉食恐竜最大の17m(ティラノサウルスは13m)。体重は4トン。
スピノサウルスの特徴
ワニのような細長い鼻面で、背中には1.8メートルにもなる大きな帆をもつ。この帆は脊椎骨から一本一本直接延長したもので、それらを皮膚がつないでいる(うちわのような構造)。雄同士の威嚇、体温調整の役目があったとされる。
スピノサウルスの食性
口元はワニのような形状をしていることから、魚食性だったと考えられてる。歯の化石はセレーションがなく表面に溝があり魚などを串刺ししやすい構造になっている。
ちなみにかつてはセレーションがないことから肉食でもスカベンジャー(死肉食者)とされていたが、最近になって顎の先端部分が見つかり、ワニのような口をしていたことが分かった。
画像「スピノサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
スピノサウルスの化石は多くが第2次大戦で失われてしまったので、まだまだ全身の復元は進んでいない。
スピノサウルスのかぎ爪
肉食恐竜らしい獰猛なカギ爪は「つかんだ獲物は逃がさない」といわんばかりの湾曲具合。当店でも取り扱っています。
左からスピノサウルス、ギガノトサウルス、カルカロドントサウルス、ティラノサウルス、マプサウルス
画像「スピノサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org